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外来

嚥下内視鏡検査(VE:Videoendoscopic examination of swallowing)

加齢とともに物を飲み込む力(嚥下機能)は低下していきます。物を飲み込む力が低下すると、食物や唾液が空気の通り道に入りやすくなり(=誤嚥)、肺に異物が入るため、肺炎を引き起こす原因となります。

嚥下機能が正常な場合

食物は食道へ入ります

嚥下機能障害がある場合

食物は気道(気管)に入ります

日本人の死因の第5位は肺炎です!(第6位は誤嚥性肺炎)
(※2020年人口動態統計による)

物を飲み込む力はリハビリを行う事によって改善させる事ができます。

飲み込む力を評価し、リハビリなどの介入を適切に行う事で、誤嚥(食物や唾液が気道に入ること)による肺炎を防ぐ事ができます。
また、胃ろうを造設して胃ろう栄養中の方でも、飲み込む力やリハビリ次第で、お口でお食事ができるようになる事もあります。
嚥下内視鏡検査とは、鼻から内視鏡を入れて飲み込む力を客観的に評価するための検査です。

嚥下内視鏡検査が適応となる方

  • 胃ろう造設を考えている方、もしくは胃ろうを造設する予定の方。
  • 胃ろう造設後、お口からご飯を食べたい方。
  • 食事時にむせ込みを認め、飲み込みがうまくいかないことを自覚している方。
    (※車椅子やストレッチャーで来院される方の検査も可能です。)

検査結果をもとにして⇒適切なリハビリの介入や食事形態の選択を行い、安全に食事を食べられるサポートを行います。
(外来での嚥下リハビリも可能です。)

嚥下内視鏡検査(VE:Videoendoscopic examination of swallowing)の実際の流れ

1. 鼻の充血や腫れをとって通りを良くするための薬を鼻から注入する 前処置 約30分程
2. 合成樹脂製の柔らかいスティックを挿入して鼻腔を広げる
3. 座った状態で鼻から細い内視鏡(5.4mm)を挿入しながら、喉の動きや*着色水/食物の飲み込みの状態を評価する(およそ2-5分程度)

*青い色素で色をつけて見やすくした水です。
(※食物での評価も必要や希望に応じて行なっております。)
(※のどを見て、つばやたんのたまり具合、のどの動き、飲み込む力を点数化して評価します。)

受診・検査の流れ

  1. 嚥下内視鏡検査外来を受診
    • *問診・診察をいたします。
    • *検査予約日決定。
  2. 嚥下内視鏡検査の実施
  3. 嚥下障害を認めれば、外来にて嚥下リハビリを開始
    • *2~4週間に一度の受診を継続。
    • *状況に応じて、かかりつけ医の先⽣やケアマネージャーさんと連携をとってまいります。

診察・検査の曜日

 
診察
(9時~12時)
検査
(9時~12時)

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患者サポートセンター

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TEL  075-361-1352(直通)
FAX  075-361-1337(直通)
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