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外来

内分泌・糖尿病内科

糖尿病内科

 
午前 予約優先武田 純
予約優先米田
予約優先伊藤 直子
予約優先葛谷 英嗣
予約優先南野 9時半~
午後 予約優先谷川 隆久
予約診療のみ米田
予約診療のみ南野
午前2

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休診・代診

  • 2024年5月17日(金) 糖尿病内科 (午後):南野→休診
受付時間

午前診 08:00~12:30 (診療科目は上記診療表をご確認ください。)
午後診 13:00~16:00 (診療科目は上記診療表をご確認ください。)
(木曜午後診の「睡眠時無呼吸外来」のみ受付時間14:30~16:00になります)

  • 一部受付終了時間の異なる科目もあります。詳しくはお問い合わせください。
  • 急患は24時間受付しています。
予約外来

当院では待ち時間短縮のため、下記の印の科目については予約制を導入しています。

予約優先・・・初診・予約のない再診・急患の方も受付けています。
予約診療のみ・・・予約された方のみの診療となっています。

診療方針

糖尿病をはじめとして、内分泌・代謝疾患に幅広く対応します。
関連する診療科との連携をもとに、職域を超えたチーム医療を実践します。地域との連携を深め、他の医療施設からのご紹介やご相談に積極的に対応します。

1. 糖尿病

厚生労働省の平成28年国民健康・栄養調査によると、「糖尿病が強く疑われる人」 が1,000万人、これに「糖尿病の可能性が否定できない人(予備軍)」 を合わせて2,000万人、つまり日本国民の5人に1人が糖尿病か予備軍と考えられています。

糖尿病を放置すると、三大合併症と言われる糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症や、心筋梗塞・狭心症、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症などの動脈硬化疾患を引き起こします。「糖尿病が強く疑われる人」 の4割がほとんど治療を受けていない実態があり、受診時には既に合併症が進んでいる場合が少なくありません。糖尿病教室や市民公開講座などを通して市民啓発活動を行うと共に、武田病院健診センターと連携して糖尿病の早期診断・早期治療に努めています。

糖尿病内科では、従来から血糖値やHbA1c(グリコヘモグロビン)を迅速検査としていますが、それ以外の必要項目についても受診当日に結果確認ができるようにしています。病態に応じて専門検査を行い、眼科、循環器内科・外科、腎臓内科、脳神経内科・外科、皮膚科、泌尿器科などとの連携により、合併症の早期発見と早期治療に努めています。また、生活習慣の改善を目指して、管理栄養士による栄養指導を随時実施しており、糖尿病療養指導士(CDE)の資格を持つ看護師による療養指導やフットケアも実施しています。

糖尿病クリティカルパス(1週間または2週間コース)を用いた教育・治療入院を実施しています。このパスを活用することにより、効率的な診療や生活習慣の改善が可能になります。糖尿病と合併症に対しては、病状に応じた食事療法、運動療法、薬物療法を選択し、必要な場合にはインスリン注射と血糖自己測定の指導を行います。入院中には、糖尿病教室、栄養科による集団または個別の栄養指導、リハビリ科による運動指導、フットケア等、きめ細かい指導を行っています。また、糖尿病ケトアシドーシス、高血糖性昏睡、重症低血糖などの救急対応も行っています。

2. 内分泌性高血圧

副腎という臓器がアルドステロン、コルチゾール、カテコールアミンなどの血圧関連のホルモンを作りすぎることで起こる、原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫という病気があります。以前は、これらの内分泌性高血圧は稀と考えられてきましたが、最近では、例えば、「原発性アルドステロン症」 は高血圧全体の5%も占めることがわかり、適切に早期診断すべき病態であると考えられています。

「原発性アルドステロン症」 では、血圧をコントロールをしても脳梗塞や心筋梗塞が一般高血圧の5倍多く発生します。片方の副腎腫瘍が原因の場合は手術で完治するので、早期に診断して適切な治療を行うことが大切です。当院では、原発性アルドステロン症だけでなく、クッシング症候群、褐色細胞腫の診断も行っており、当院泌尿器科にて早期の腹腔鏡下副腎摘除術を実施しています。

3. その他の内分泌疾患

甲状腺疾患に関しては、土曜日の内分泌・甲状腺外来および水曜日の内分泌専門外来があります。また金曜日の康生会クリニックでも甲状腺外来があります。

視床下部・下垂体疾患の診断・治療も行っています。当院脳神経外科にて下錐体静脈サンプリング、経蝶形骨洞的下垂体腫瘍摘出術を実施しています。副甲状腺疾患や、その他の内分泌・代謝疾患にも対応します。また、困難な症例に関しては、大学病院と連携して精査治療を行っています。

4. 糖尿病教室

毎月第3木曜日14:30〜16:00に開催しています。当科および関連診療科の医師が講義を担当し、糖尿病の最新知識だけでなく、食事、運動、薬物、検査などに関する大事な基礎知識を学んで頂き、毎回ご好評を頂いています。かかりつけ医など、当院以外に通院の方の参加も大歓迎です。患者会と合同のハイキング(年1回10月)、教室の食事会(年1回3月)、武田病院グループの糖尿病市民公開講座(年1回)も行っており、内外から多数の市民が参加されています。

5.糖尿病患者会(積翠会)

武田病院および武田クリニックに通院する患者さんの友の会が 「積翠会」 です。年1回の総会や交流ハイキングなどの催しを通して互いの親睦を深めています。患者さんたちは、当院が協力している多くの市民企画にも参加できます。もちろん、かかりつけ医に通院されている患者さんも大歓迎です。また、日本糖尿病協会の月刊誌 「さかえ」 の定期購読や医療スタッフとの会話を通じて、正しい知識の習得や生活習慣の改善意欲を維持できるように環境を整えています。

診療体制

葛谷 英嗣
  • 内分泌・糖尿病内科 顧問
武田 純
  • 内分泌・糖尿病内科 院長
谷川 隆久
  • 内分泌・糖尿病内科 特任部長
伊藤 直子
  • 内分泌・糖尿病内科 医長

診療内容の評価

毎週水曜日に診療科ミーティングを行い、糖尿病を中心とした内分泌・代謝疾患の患者さんの治療内容と今後の指導方針について検討しています。2ヶ月に1回、武田病院グループ全体の糖尿病医療連携会議を行い、グループ内施設の診療従事者と相互の意見交換を行っています。

毎月第4水曜日に、医師、看護師、栄養士、薬剤師、健康運動指導士、臨床検査技師、医事課職員からなる糖尿病ワーキング会議を行い、糖尿病診療、療養指導、糖尿病教室や市民公開講座の運営、クリティカルパスの改訂などのテーマを検討することによって、効率的なチーム医療を推進しています。

周辺医療機関・診療所の先生方へ

地域の診療所の先生と積極的に連携して参ります。教育入院、合併症の精査、治療の方針策定のための入院、新規のインスリン導入、血糖コントロールに難渋する症例の治療などに対応しますので、ご紹介をお待ちしています。

治療抵抗性高血圧、低カリウム血症や副腎腫瘍を伴う高血圧、若年性の脳血管障害を伴う高血圧は、原発性アルドステロン症の可能性があります。アルドステロン/レニン活性比>200あるいはアルドステロン/活性型レニン定量比>40の場合も同様です。このような患者さんがおられましたら、是非ご紹介下さい。

教育計画

日本内科学会、日本糖尿病学会、日本内分泌学会、日本病態栄養学会、日本甲状腺学会、日本高血圧学会および関連学会・研究会への参加と発表を積極的に行っています。

臨床研修

初期臨床研修医や内科学会専門医の専攻医の指導を担当しています。日本糖尿病学会、日本内分泌学会、日本高血圧学会、日本病態栄養学会により教育施設として認定されています。医学部学生の臨床実習にも協力しています。また、糖尿病療養指導士(CDE)の育成にも努めています。