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形成外科

外来診療表

形成外科

午前 前田 健志 (診察は9時半~11時迄)
坂本 道治(第1)
前田 健志 (第3)
午後 前田 健志 (第2・4 14時~)
坂本 道治 (13:30~診察)
前田 健志

休診・代診

予約外来

当院では待ち時間短縮の為、全診療科予約制を導入しております。
但し、予約をされていない方につきましても診察をさせて頂きます。(下記を除く)

  • ・・・初診、再診ともに電話予約を受付しております。
  • ・・・再診の方のみ電話予約を受付しております。
  • ・・・完全予約制となっております。初診、再診ともに電話予約を受付しております。
  • ・・・完全予約制となっております。再診の方のみ電話予約を受付しております。

予約受付

TEL:0774-25-2656
※予約は前日の下記時間までで、当日予約は受け付けていません。
※受付時間   月~金(9:00~15:00)/土(9:00~13:00)

概要

より安全な治療法で、最も良い結果となるよう努めています。

診療指針

  • 1. 形成外科は体表面に関係した、手術を中心とした治療が主です。当科は『よりきれいに』『より安全に』『より負担が少なく』『より機能的に良好に』がモットーです。
  • 2. 形成外科は、もともと患者さんのQOL(生活の質)を第一に考える科です。
    患者さんの満足の為には情報提供と理解・納得(インフォームド・コンセント)は前提です。
    患者さんが『もし自分の友人や家族や、自分自身だったら』どうして欲しいかと考えて診療にあたります。また、人それぞれ事情や考え方が違いますので、医療として適切な範囲内でご希望を重視します。
  • 3. 形成外科は新しい科で、多くの新しい技術や方法が報告されていますが、目新しさや流行に惑わされることなく『その患者さんにとって最良のもの』を選択し、またそのような情報の発信源になれるように努めてきました。
    また、当科では痛みの少ない局所麻酔薬で手術しています。
  • 4. 他科との併診・協力を通じて総合病院の形成外科としての特色や利点を生かした診療を行っており、それを進めます。
  • 5. 「あたりまえ」も疑う
    広く行われている治療法でも、細かく見ていけば改善の余地があるものはあります。そういう改善を積み重ねて、安全な範囲で「より良い結果」を求めてきました。
    最小のキズあとで粉瘤(最も多い皮膚のできもの)を取るオリジナルな方法がその代表で、その方法は他の「皮フのすぐ下のしこり」にも応用可能です。

形成外科で扱う疾患

2010年以降、以下のようなものが主体になってきました。

  • a) 皮膚腫瘍(皮膚のできもの。良性および悪性)、皮下腫瘍(皮下のしこり)
  • b) 眼瞼下垂(まぶたが開きにくい)や内反症(さかまつげ)
  • c) きずあと、瘢痕拘縮(きずあとのつっぱり・ひきつれ)、ケロイド
  • d) 外傷(ケガ)・熱傷(やけど)などの皮膚損傷(キズ)
  • e) 顔面骨折・外傷(顔のケガ)
  • f) 手足や顔面,躯幹(からだ)の、体表面のからんだ先天異常
  • g) いぼ・ホクロ

専門性

皮膚腫瘍の中で最も多い粉瘤(アテローム、表皮のう腫)について、従来法の「傷跡が長くなる」という欠点を解消できる、極力小さい傷跡で早くきれいに治る方法を開発して行ってきました。平成12年以降、(H29年度までで)650件以上の成功例を集積中です。

顔面外傷に関して、H12年の医仁会武田総合病院(三次救急病院)に勤務していた時から武田グループの病院・施設や近隣の医療施設、地域の患者さんに対応してきましたので、豊富な治療経験があります。

皮膚がんや皮膚潰瘍などの治療に関しては、皮膚移植のエキスパートで、局所皮弁移植も経験豊富です。
皮膚潰瘍については原因の除去や予防が根本ですので、そこから検討します。
皮膚移植:最も柔らかく厚みがあり、術後の縮みがなく色素沈着も少ないPSVN植皮(含皮下血管網全層植皮)から~皮膚採取部への負担が最も少ない、極薄パッチグラフトまで施行しています。
皮弁移植:局所皮弁、動脈皮弁の経験が豊富です。

手術・処置の繊細な切開や剥削(削り術)・焼灼に、早くから高周波メスを使用し、より愛護的な手技・より美しい治療結果をめざしています。

診療実績

2010年以降の年間手術件数 年間500件前後(400~600件)2015年手術実績(抜粋)

皮膚腫瘍・皮下腫瘍 及びそれに関連した修復
(皮弁・皮膚移植含む)
351件 うち良性腫瘍328件、
悪性腫瘍23件
眼瞼下垂 20件(高齢化に比例して増加傾向)
顔面骨折手術例 5件(噛み合せが問題となるときは歯科口腔外科と連携)
瘢痕拘縮(きずあとの引きつれ・つっぱり)・
肥厚性瘢痕(≒太くなった傷跡)・
ケロイド(傷跡を越えて広がり盛り上がる。痛く痒い)
手術件数計15件。
~Z形成術・皮弁移植術・理学的治療・局所薬物療法などを適宜併用。
難治性潰瘍 6件

外来担当表

前田部長が第2,4火曜日の午後、毎週木曜日の午前・午後、第3土曜日の午前。
坂本医師(非常勤医)が毎週火曜日の午後、第1土曜日の午前。
(外来診察日は「診察」を行っており、手術は診察した上での予約制になります。)

診療内容の評価・教育・研修

年5回程度の学会や研究会への出席、毎年学会発表を行い、知識の整理・研鑽・情報交換や意見交換に努めています。

教育方針

基本姿勢として、一人一人の患者さんを大切にし、患者さんの立場に立って考えられるように指導します。

技術的には、プロとして基本技術を重視し、その上に、応用及び、より洗練された技術を修得できるように、またそれぞれの方法を比較検討できるだけの知識と経験と論理的な判断力(なぜこうする方が良いのか、この事をする意味は何か 等の根拠)を身に付けられるよう心がけています。

将来計画

常に医療・形成外科の原点を見失わず、少しでも患者さんのQOL向上の手助けができるよう、総合病院の中の形成外科という点を生かしつつ、診療の質を維持・向上していきたいと思います。大学病院とはまた違った意味で良質な診療をめざし、情報の発信源になれるよう努めます。治療の仕上げにこだわり、よりきれいな治療結果を追求し続ける事でより患者さんに喜んで頂けるように努めたいと思います。

診療体制

前田 健志

  • 部長
  • 日本形成外科学会専門医 京都形成外科医会理事(副会長) 

坂本 道治

  • 非常勤医
  • 日本形成外科学会専門医 京都大学形成外科講師

近年の主な発表

●深部から生じる褥瘡 臨床例とポケット形成に関する考察

褥瘡会誌8(2):195~202, 2006 前田健志
日本で最初にdeep tissue injury の臨床例を詳細に報告・考察し、褥瘡予防~診療に一石を投じた論文

●Le Fort 型骨折を合併した多発顔面骨折症例の検討

京都医学会雑誌 55(1):109~114, 2008 葛西洋介 前田健志 他
‘01~07年で手術を要した76例の顔面骨折のうち、最も重傷であったLe Fort型骨折12例を分析し、その中でも最重症の2例の治療過程を報告・検討した。
この報告は’08京都府医学会・学術奨励新人賞

●最小の瘢痕での粉瘤の摘出術

京都医学会雑誌 55(2):71~73,2008 前田健志 葛西洋介
ほくろと共に最もよくみられる皮膚の腫瘍(出来物)である粉瘤を、いかに小さいきれいな傷跡で早く治すか、を追求した9年間146例の工夫

●最少の侵襲と瘢痕による粉瘤摘出への工夫、及びcystへの応用

2015年 日本形成外科学会総会・学術集会
粉瘤のオリジナルの取り方を更に洗練させるとともに、他の皮フのすぐ下の大きなできものを取る事への応用

●粉瘤のくり抜き・注入・翻転法の簡便法 と 他の嚢腫への応用

2017年 日本皮フ外科学会総会・学術集会  学会テーマ:低侵襲手術への更なる挑戦
裏側で癒着している粉瘤を取る際も含めた、オリジナル法の簡便法。
(この報告は日本皮フ外科学会誌 第22巻1号の巻頭に載せて頂きました)