宮津武田病院

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医療法人財団 宮津康生会
宮津武田病院

診療指針

内科

担当医:中村 智樹(循環器内科) 中山 雅臣(消化器内科)

診療方針

当科は内科全般の診療を担当し、必要に応じて専門科、あるいは急性期病院への振り分けを担当しています。当地域は高齢の患者さんが多く、その多くが複数の病気を持たれております。その中にあって専門領域に囚われることなく幅広く全体を診るように心がけております。専門診療を必要としない場合でも適宜専門医と連携をとりながら診療を行っております。

特徴など

内科全般はもちろん、循環器内科・消化器内科の専門医により、様々な疾患にも対応を行います。
今や国民病とも言えるメタボリック症候群を原因とした高血圧、脂質異常症(高コレステロール血症等)、動脈硬化性疾患は急増しており、当然循環器疾患の罹患者数は急増していると言われています。そういった患者さんへの診療と、多職種共同による連携を図り治療にあたります。
また消化器内科においては、"胃炎・腸炎"や"胃潰瘍"のような比較的身近なものから、"胃癌・大腸癌"や"肝臓癌・膵臓癌"などの悪性疾患まで、幅広くあります。また、それらを調べるのに行う検査も、腹部超音波検査や胃カメラから、CT検査など、多岐にわたります。上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)、下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)については外科との連携を図り対応しております。
加えて、内科系診療科として非常勤医師による呼吸器内科・老年内科(もの忘れ外来)・糖尿病外来の診療も行っております。
皆様から、気軽に声をかけていただけるような内科を目指して、日々、がんばっていきたいと思っております。

消化器外科

担当医:石黒 稔

診療方針

一般外科、外来小手術などに対応させていただきます。施設規模から全身麻酔を要する大規模手術には対応できないと思われますが、局所麻酔、脊椎麻酔下で可能な手術は積極的に対応させていただきます。

整形外科

担当医:平井 和雄

診療方針

脊髄疾患

農業、漁業を中心とした、高齢者就業者が多いため、腰痛・頚部痛・背部痛の方が多く居住されている地域です。このため、患者さんと十分に話し合いながら、ストレッチを中心にした運動療法を心がけ、必要に応じて、投薬・ブロック注射などを行っています。

関節疾患

退行性変化による、変形性膝関節症が多いのが、地域的特徴である。その他の加齢による関節症も多く、これらも関節の運動治療法を中心に投薬・関節注射を追加しています。

外傷

最新の技術・材料を用いて、最短での治療を心掛けています。

その他

地域の開業医、病院とも蜜に連絡をとり、最良の治療方法ができるよう、絶えず努力しています。高齢の患者さんが多い地域ですが、病院職員一丸となって、丁寧な対応を目指しています。

泌尿器科

担当医:曽根 淳史(院長)

診療方針

泌尿器科全般について診療いたします。

尿障害

特に高齢者が多い当地では排尿症状を持った方が多く、脳梗塞などの神経疾患に伴う排尿障害や男性の前立腺肥大症、前立腺癌、女性の腹圧性尿失禁などの多岐に渡って診療いたします。
また、慢性疾患による排尿障害でカテーテル管理が必要な時には定期的な管理を行っています。

尿路性器腫瘍

血尿などで膀胱内の観察が必要なときには軟性膀胱鏡を用いて患者さんに苦痛のない方法で行うことができます。
また、副腎、腎、腎盂尿管、膀胱、前立腺、尿道、精巣などを調べることができます。
PSA高値の方では、前立腺生検を行っているが、超音波ガイド下に10~12ヶ所の生検を行っています。

尿路性器感染症

膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎などは比較的診断が難しい。当院では正確な診断と起炎菌の同定を基本としています。

慢性腎不全と血液透析

糖尿病や高血圧、動脈硬化などで腎機能が悪化した患者さんでは高齢者であっても、日常生活ができる方では当院で内シャントを作成して、血液透析に導入しています。
また、シャントの狭窄などがあった場合はPTAも行っています。

特徴など

一番の特徴は排尿障害のきめ細かい管理です。特に夜間排尿は高齢者では尿路の症状ではなく、心不全の一症状として現れていることが多く、全身の管理が重要になってきます。
薬剤の使用も、その患者さんにあった薬剤を選択し管理しています。
もうひとつの柱は、腎不全患者に対する血液透析療法です。80~90台の高齢者にも透析をたくさん行っており、循環器合併症に対しても当院の循環器医と連携して治療にあたっています。
腎不全の保存期、透析の導入、合併症の管理、維持透析すべてを当院内で行えるように努力していきます。