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たけだ診療所 免疫・遺伝子クリニック

よくあるご質問にお答えします Q&A

治療について

Q. 免疫細胞療法とは、どういった治療なのですか?
A. 患者さんの血液中に流れている、免疫細胞(主に、Tリンパ球とナチュラルキラ−細胞)を採血して集めます。これらの細胞の抗がん活性は弱っているので(強ければ、癌は発生していない。あるいは、抗がん剤などで弱っている)、フラスコの中で、抗がん活性を高め(約5−6倍)、また拡大培養といって1個の細胞を600個(600倍)に数を増やして、患者さんの体内に点滴で戻す用法です。培養して再び静脈内に戻す細胞の種類により、いろいろと治療法に名前がついています。私たちが免疫療法に用いているTリンパ球は、数年前の開発したもので、臨床試験を経て、現在臨床使用しているナイーブT細胞という、特殊なTリンパ球です。(その特殊性は、大きく3つあります。①癌組織に選択的に集まる。②点滴してからも体内で増殖する。③抗がん活性が高い)。また、私たちが用いているナチュラルキラー細胞は、その培養法をタカラバイオ株式会社との共同研究で開発し、臨床試験を経て現在治療に用いている細胞で、抗がん活性が、元の細胞に比べて、6倍ほどあり、純度も90%以上と高純度です(これほどの高活性、かつ高純度のナチュラルキラー細胞を用いている施設は、ほかにはほとんどありません)。このように患者さんの細胞を採血で採ってきて、これをいろいろな特色のある免疫細胞に培養して、再び患者さんに点滴で戻す治療が、免疫細胞移入療法と言われるものです。
その一方で、癌ワクチンという治療方法があります。これは、手術で取り出した患者さん自身の癌抗原(癌の特徴的タンパク質)、あるいは、人工的に作成した癌抗原ペプチドを用いて、これらを患者さんの皮内に投与することにより、患者さんの免疫機構を刺激して、患者さん自身の免疫細胞を活性化する方法です。主として、術後の再発予防などに用います。この皮内投与した癌抗原は、皮膚内にいる樹状細胞という細胞が、この癌抗原を認識するのですが、あらかじめ、試験管内で癌抗原を樹状細胞に認識させたものを投与する方法が、樹状細胞ワクチンと言われるものです。
ただ、これらのワクチンは、あくまでも患者さん自身の免疫力を活性化することを目的(ワクチンが、直接癌を死滅させる訳ではない)に用いますので、強い抗がん剤で免疫が抑制されているときや、癌そのもので体力が無くなっているときなどは、免疫力を上昇させることは難しいと言われています。
Q. 樹状細胞を使って免疫療法を行う場合、具体的にはどのようなことをするのですか?
A. ひとつには、先ほど述べた樹状細胞ワクチン療法というのがあります。樹状細胞は血液中には非常に少ないので、大量の血液を採取して、血液中の単球を集め、これに数種類の薬を作用させて、樹状細胞に育て上げて培養します。この樹状細胞に特定の癌抗原(主にペプチド抗原)を取り込ませたのが、樹状細胞ワクチンです。樹状細胞ワクチンの使い方、効果については前述した通りです。もうひとつの方法は、培養して得た樹状細胞を直接腫瘍に注射をすることがあります。こうすることで、樹状細胞は、腫瘍組織の癌抗原を効率よく直接取り込むことが出来ます。ただ、この治療を行うためには、腫瘍が針でさせる部位にあることが条件となります。
Q. 人工抗原であるがん抗原ペプチドを使ったワクチン療法とは?
A. 一般に癌抗原とはタンパク質でできています。その癌抗原のタンパク質が細かく壊れたのを、ペプチドと呼びます。このペプチドは、アミノ酸が9個あるいは10個つながっただけのものなので、容易に化学合成が可能です。このペプチドを人工的に作り、患者さんの皮下(あるいは皮内)に注射するのがペプチドワクチン療法です。このペプチドワクチンに限らず、癌組織そのものから作成した自家がんワクチンを投与すると、その癌の目印が「樹状細胞」と呼ばれる細胞に取り込まれ、キラーT細胞を誘導します。
Q. がん免疫療法だけでがんを治療することができますか?
A. 癌の術後で、しかも比較的進行病期が早期での手術の場合には、術後にがん免疫療法だけを行って、再発を防ぐことは可能と考えますが、進行がんの手術後の場合は、免疫療法だけでなく、術後補助化学療法や必要なら放射線療法、ハイパーサーミアなどで再発を抑える必要があります。
一方、残念ながら手術の適応が無い、切除不能癌の場合は、集学的治療といって、抗がん剤や放射線治療、ハイパーサーミア、免疫療法などを、上手に使いこなさなければなりません。最も近年、免疫チェックポイント阻害剤という新しい免疫療法の薬が発売されていますので(2016年3月現在で保険適応があるのは、悪性黒色種と非小細胞肺癌)、今後は、免疫療法の重要性が高くなると思います。
Q. 免疫チェックポイント阻害剤とは?
A. 免疫チェックポイントとは、すべての人間が持ち合わせている、免疫調節機構のひとつです。この免疫チェックポイントがうまく働くことにより、自己免疫疾患になるのを予防したり、過剰な免疫応答を抑制したりしています。ところが、癌患者さんにとっては、免疫チェックポイントは、癌免疫にブレーキをかけてしまうことになるので、近年免疫チェックポイント阻害剤が開発されました。免疫チェックポイント阻害剤は患者さん自身の免疫によりがん細胞を攻撃する機能を高める作用があり、2014年7月に承認認可された薬剤です。この免疫チェックポイント阻害剤の中で最も開発が進んでいるのが、抗PD-1抗体という抗体です。がん細胞上のPD—L1,PD-L2 とキラーTリンパ球やナチュラルキラー細胞上のPD-1が結合すると、キラーTリンパ球やナチュラルキラー細胞は、不活性化してしまいます。そこで、免疫チェックポイント阻害剤を用いて、PD—L1、PD−L2とPD—1の結合を阻害すると、キラーTリンパ球やナチュラルキラー細胞は、活性化を維持し、癌細胞を攻撃し続けます。
Q. 自家がんワクチンについて
A. 当院では、セルメディシン株式会社と提携して、自家癌ワクチン療法を行っております。
これには、2種類の使い方があります。まず、手術をされた患者さんの術後1ヶ月後から投与する、再発予防目的の治療です。手術で摘出した癌組織は、ホルマリン固定でもパラフィン包埋のいずれの組織でもワクチンは作成出来ますので、術後に主治医の先生に自家癌ワクチン療法を希望すると言われても、十分に間に合います。
もうひとつは、再発癌に対して用います。この場合は、前述致しましたが、自家癌ワクチンの治療のみでは、効果が限定的ですので、ハイパーサーミア、免疫細胞療法、免疫チェックポイント阻害剤などを併用した総合的な免疫療法に、抗がん剤、場合によっては、放射線療法などを用いた集学的治療で対応する必要があります。
Q. ハイパーサーミアとは?
A. ハイパーサーミアとは、腫瘍局所を42-43度に加温する治療法です。抗がん効果の発現メカニズムは、かなり詳しく調べられています。
まず、癌細胞は、正常細胞に比べて熱に弱いことが指摘されています。また、癌組織は、その周りの正常組織より加温し易いこともわかっております。(熱そのものによる癌細胞の死滅)。さらに、加温状態では、抗がん剤の効果が高まる(3〜6倍)こともわかっており、抗がん剤の耐性が出来にくいこともよく知られています。また、ハイパーサーミアと放射線療法の併用は、それぞれの作用機序から考えて、非常に良い組み合わせであり、実際治療効果の相乗効果が数多く報告されています。さらに、最近の知見ですが、免疫療法に関与しているあらゆる免疫細胞は、正常体温より加温された状態の方が活性化されます。また、ハイパーサーミア自体も免疫力を高めます。

副作用

Q. 副作用はありますか?
A. 免疫療法に関しては、免疫細胞療法では、われわれの施設での過去10年間における治療成績で重篤な副作用は認めていません。自家がんワクチン療法では、ワクチン接種部が発赤し、その後しばらくの間、黒色班として残ります。ワクチン接種部は通常、肩から上腕にかけてです。
ハイパーサーミアでは、加温中に熱さを訴えられる方がおられますので、加温の程度を調節します。また、時折皮下脂肪が結節状に固くなることがありますが、2週間ほど休めば治ります。

主治医

Q. 主治医の了承が得られないと治療できませんか?
A. 基本的には、主治医の先生からの情報提供書が必要です。主治医の先生と当院の医師と患者さんの3者で、癌に対して立ち向かっていくことになります。
Q. 主治医が免疫療法に対し否定的です。主治医と連携してもらえますか?
A. 当院は全ての患者さんに、主治医と連携のうえ、紹介していただいています。免疫療法は、近い将来、癌治療の主流となる可能性の高い治療です。しかし、現在どの癌に対するガイドラインでも、当院で行う免疫療法が推奨されているわけではないので、当院より積極的に免疫療法を行うよう主治医に働きかけることはありません。患者さんさえ差し支えなければ、現在通院中の病院の地域連携室を介して、免疫療法の併用を容認していただける適切な病院を決めて頂き、治療を進めてまいります。
Q. 主治医の先生に、「免疫療法はあまり効果が無く、インチキが多い。」といわれましたが?
A. 一部の免疫療法を行っている施設では、効果について十分な説明がなされない、ケースがあったことは否定出来ません。
ただ、現在は「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」という法律が平成25年11月に施行されており、厚生労働省、近畿厚生局の管轄化におかれています。当診療所でも、法に遵守すべく「再生医療等提供計画書」を提出し受理されています。こういったことから厳しい規則のもとで「がん免疫療法」を行うようになりました。
当診療所でも、たけだ診療所認定再生医療等委員会を設置、また、たけだ診療所細胞培養加工施設を併設しており、患者様により安全な安心した医療を提供できるように心がけています。

知識

Q. そもそも「免疫」とは何ですか?
A. 免疫とは「疫(えき)から免れる(まぬがれる)」、すなわち「伝染病」などからのがれるということを意味する言葉です。たとえば、一度「はしか」などの伝染病にかかったほとんどの人はその伝染病にかからなくなります。これを「免疫ができた」と言います。この免疫システムは、体内に侵入した細菌やウイルスなどを異物(自分以外のもの)として攻撃することで、自分の身体を正常に保つという大切な働きをします。
次に外来から侵襲してきた異物(細菌やウイルス)から、私たちの体内で発生した異物(がん)について考えてみましょう。
私達の体内では、がん細胞が毎日発生しており、「免疫監視機構」が、見つけ次第にがんを殺すことで、がんの増殖を抑えている、と考えられています。バーネット卿仮説と呼ばれます。免疫監視機構は、がん細胞を攻撃しますが、がん細胞もまた、目の上の瘤である免疫監視機構を眠らせようとします。そのため、免疫の勢いが強いと、がんは増殖することなく抑え込まれたままで、大きな腫瘍になることはありません。ところが、一旦、がんの勢いが免疫の抑止力を上回ってしまうと、がんは、強力に、免疫を眠らせ、更に勢いを得てしまいます。免疫力と、がんの勢い、どちらにバランスが傾くかによって、明暗が分かれてしまいます。がん患者さんの体内は、強い免疫抑制状態にあり、免疫力ががんの勢いに押された状態になっています。がんをいくら叩いたつもりでも、免疫力が低下した状態で治療を終えると、がんは猛烈に増殖します。がん治療は、免疫監視機構を再建させた状態で終わる必要があります。
また、がんにならないためには、日頃から、免疫力を高めておく必要があります。免疫力が強いと、風邪やインフルエンザ、生活習慣病、ガンなどを予防することにつながります。この免疫力を高めるには、運動、睡眠、ストレスをためないなど生活のしかたが重要で、とりわけ食生活の改善とストレスをためないことが鍵を握ります。そのためには、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか? よく言われていることですが、以下に述べておきます。

1、 喫煙をひかえる。
2、 適度の飲酒を心がける
3、 質の良い睡眠をとる。
4、 ムリのない適度な運動をする。
5、 笑う。
6、 充分な休養などでストレスをためない。
7、 体温を下げない。
8、 薬・抗生物質を乱用しない。
9、 バランスの良い食事を心がける。

再発

Q. 再発予防にも効きますか?
A. 再発のリスクの大きさにもよりますが、免疫療法が最も得意とするところは、再発予防です。ただ、手術前の検査や手術時の病理検査で再発のリスクの大きさがある程度わかりますので、再発のリスクが高い場合は、術後補助化学療法を受けることをお勧めします。この化学療法に免疫療法は併用できます。また、ハイパーサーミアを併用することも有効です。
Q. 活性化Tリンパ球療法は再発予防の効果がありますか?
A. 有効です。また、自家がんワクチン療法も有効です。これらは、肝臓癌の術後再発に関しての臨床試験で、すでに証明されています。
Q. NK細胞療法は再発予防の効果がありますか?
A. NK(ナチュラルキラー細胞)療法につきましては、現在私たちが用いているような、高活性・高純度のNK細胞の培養が難しく、私たちが漸く用いるようになってからまだ数年しか経過していませんので、現在データを集積しているところです。

治療を受けるにあたって

Q. がん治療を受けるための準備(必要書類)について教えてください。
A. 私たちの免疫療法についての説明をよく御理解していただき、医療費(自由診療)についても御理解していただいた上で、治療同意書に署名していただく必要があります。
Q. 紹介状は必要ですか?
A. 患者さんの癌そのものの情報や、これまでの治療内容などの情報提供が必ず必要です。これは患者さんの癌および癌治療の歴史を知る必要があるからです。情報量は少しでも多い方が、治療がうまく行きます。
Q. 免疫細胞療法を受けるにはどうしたらよいのですか?
A. 当院受診を電話予約していただき、予約時間に来院してください。

治療期間

Q. 治療期間の目安を教えてください。
A. 免疫細胞療法は、1クール6回です(2週毎に点滴で、ナイーブT細胞を移入します)。
最低1クールは、受けていただかないと免疫力は、期待できるほどには上がりません。治療前と細胞移入4回終了後2週目に採血をして、特殊な免疫検査を行います(4回投与の効果を調べる)。この検査によって、治療が有効かどうかを判断し、今後どのように治療を受けていただくかも相談させていただきます。
Q. 1セット(1クール)終了後も治療を続けなければならない、という事がありますか?
A. がんの発育速度が弱くならない場合は、継続されることが良いということになります。ただし、前述の免疫検査の結果次第では、2週間ごとではなく月1回の治療でもがんの発育を制御できると判断出来る場合が多いです。

対象者

Q. どのような種類のがん患者でも、免疫治療を受けることができますか?
A. 白血病のような血液のがん以外は、がんの種類にはこだわりません。
Q. 温熱療法ができない人は?
A. ペースメーカーの埋め込み術をされている方、食道ステントを入れておられる方、高齢者(人に寄りますが、85歳くらいまで)消化管ステントを入れておられる方、(胆道ステントは問題ありません)、多量の腹水のある方、脳梗塞の既往のある方など。
Q. 末期がんですが、治療を受けることは可能でしょうか?
A. 徒歩で当院に来られる状態の方は、治療を受けることが可能です。またお受けいただいたなりの効果があると考えます。しかし、徒歩で来院できないような全身状態の悪い方は、あまり治療効果が期待できません。
Q. 家族が癌で手術を受けましたが、本人には癌だと知らせていません。
「免疫療法」を受けることは可能でしょうか?
A. 可能ですが、おそらく通院途中に御本人は「自分が癌である」と気がつかれると思います。それはそれで良いのではないでしょうか?(私見)
Q. 癌が進行しすぎていて手術できないといわれました。どうしたらよいでしょう?
A. まず、主治医とよく相談し、化学治療や放射線治療など標準的な治療をうけることをおすすめします。そのうえで、免疫治療や温熱治療を併用される場合、主治医了承のもとで当院での治療について相談させてもらいます。

治療方針

Q. がんと診断され治療方針について意見を伺いたいのですが?
A. 様々な治療法がありますが、その中の一つとして、免疫療法をお考えの方に関しては、適切な治療方針をお示しすることが可能です。私たちは、それだけ、癌治療には経験豊富です。
Q. 主治医には、抗がん剤での治療を勧められましたが、副作用が心配で、
抗がん剤は使いたくありません。免疫療法だけで治療することは可能でしょうか?
A. 癌に対する治療を何にするかは、患者さんが最終的に選択するので、免疫療法のみを行うことは可能です。ただし、免疫治療だけで万人に一定以上の抗腫瘍効果を期待するのは難しいところです。癌そのものの勢いを抑えることは簡単にはできません。抗癌剤は、副作用を上回る抗腫瘍効果が期待できる可能性があるので推奨されています。まずは、主治医とよく相談して、抗癌剤の効果、副作用について十分に理解してください。
Q. 癌の手術を受けました。その病院では、癌はとりきれたので、
抗がん剤を使う必要はないが、再発や転移の可能性は20%ぐらいといわれました。
「免疫療法」をうけた方が良いでしょうか?
A. 自家癌ワクチン療法かナイーブT細胞療法(あるいは両方)のよい適応と考えます。再発率をさらにおさえることが期待できます。
Q. がんと言われて以来、いくつかの病院でセカンドオピニオンを受けました。
先生によって違うことを言われました。また知人からもいろいろと言われ、
どうしたらよいかわからなくなっています。
A. 免疫療法を考えられておられる方は、当院に来てください。的確なアドバイスをさせていただきます。

治療費について

Q. 医療相談にかかる費用を教えてください?
A. 初診料、面談料など金額が異なります。別添資料をご参照のうえご不明なことがございましたらお気軽にお問い合わせください。
Q. 免疫療法の費用はいくらぐらいですか?
A. 免疫療法の種別により金額が異なります。別添資料をご参照ください。標準的な料金を記載しております。
Q. 保険外診療は健康保険制度が使えないのですか?
A. 免疫療法など保険外診療については健康保険は使用できません。ただし、ハイパーサーミアについては保険診療が認められており健康保険が使用できます。詳しくは受付窓口までお問い合わせください。
Q. 支払いにクレジットカードは使えますか?
A. 使用できます。
Q. 医療費控除は受けられますか?
A. 確定申告をすることにより医療費控除の適用を受けることができます。最寄の税務署等にご確認ください。

併用

Q. 現在行っている治療との併用は可能ですか?
A. 基本的には、免疫療法もハイパーサーミアも可能です。現在おこなっている治療に準じて治療スケジュールをたてていきます。
Q. 放射線治療と併用しても大丈夫ですか?
A. 放射線治療と免疫療法、およびハイパーサーミアは、よい併用療法です。
Q. 温熱療法と併用しても大丈夫ですか?
A. 可能です。ハイパーサーミア(温熱療法)は、免疫療法の効果を増強すること、抗がん剤の抗がん作用を増強すること、放射線の治療効果を増強させることは、よく知られています。
Q. 現在他の病院で行っているがん治療を中止する必要がありますか?
A. 必要ありません。今受けられている治療を続行しながら、併用効果のある免疫療法を提示させていただきます。
Q. 他の病院で、抗がん剤の投与を受けています。
「活性化自己リンパ球療法」を同時にうけて差し支えないでしょうか?
A. 抗がん剤の投与日と免疫療法の実施日のタイミングさえ考えれば、まったく問題なく併用できます。

効果

Q. 活性化Tリンパ球療法の効果について教えてください。
A. 活性化Tリンパ球療法の肝臓癌術後再発予防効果については、すでに論文報告がなされています。
Q. ナイーブTリンパ球療法(当院で行っている、Tリンパ球療法)の効果はについて
教えてください。
A. 臨床試験において、病勢コントロール率(腫瘍が消失するか、75%以上縮小するか、変化無し)が、66.7% であり、同じ病気の患者さんに対する、抗がん剤治療の治療成績を上回りました。
Q. NK細胞療法の効果について教えてください。
A. 臨床試験において、病勢コントロール率が、50.0% でした。ただし、この臨床試験では、安全性を確認することが第一目標の第1相臨床試験でしたので、ほかの治療法との比較はしておりません。(しかし、かなり進行したがんの患者さんにご協力していただいた試験でのこの治療効果には、十分に満足しております。)
Q. ハイパーサーミア(温熱療法)はどんな効果があるのですか?
A. (1)腫瘍を加温することにより、熱の力で癌を死滅させる。
(2)抗がん剤治療の効果を増強する作用
(3)放射線治療の効果を増強する作用
(4)免疫療法の効果を増強する作用

などが、報告されています。また、細胞実験・動物実験レベルではありますが、癌の転移を抑制する作用も期待できます。
Q. がんのワクチン療法の話を聞きましたが、
リンパ球の治療とどちらが効果があるのでしょう。
A. これに関しては、個々の症例によって判断すべき内容ですので、直接状況を把握してみないと一概にはお答えできません。

相談

Q. がんと診断されたばかりですが、相談に行ってよいのでしょうか?
A. 免疫療法をお考えの方は、電話予約を取ってから、御来院ください。
Q. 診察に関する相談・質問を電話で受けてもらえますか?
A. 電話ではお答えできる範囲が限定されます。御来院ください。この際も基本的に免疫療法を考えておられる方に限ります。
Q. 治療相談は患者本人がいなくても受けることができますか?
A. 免疫療法をお考えの御家族面談は可能ですが、最終的にはご本人を診察させていただいてからの治療となります。

治療施設

Q. 入院治療は受けられますか?
A. 治療はすべて外来通院です。入院対応はできません。
Q. 入院施設はありますか?
A. 当診療所には入院施設はありません。入院されていても当院に通院する必要があります。
Q. セカンドオピニオンを行っていますか?
A. 行っていません。基本的には、免疫療法やハイパーサーミアの治療を考えておられる方に御来院していただいております。

その他

Q. そちらの治療を受ければ、抗がん剤の副作用が軽減されますか?
A. 必ずしもそうではありません。免疫療法は、あくまでもがん治療のひとつです。
Q. がんの免疫療法の評価について
A. 当院では、採血時にサイトカイン等、一般的には測定しないものも含めて測定し、免疫療法の効果について判断していきます。

現在、NK細胞療法の新規の受付けはしておりません。