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第21回「愛のリラクセーションコンサート2014」が開催されました

2014/10/23 インフォメーション 医仁会武田総合病院

愛のリラクセーション・コンサート2014

京響のコンサート・マスター迎え名曲の数々演奏

450人の地域の方や患者さんが音楽の一日楽しむ

 

 地域の方々が、秋恒例の本格的な演奏会として待ち望んでおられる「愛のリラクゼーション・コンサート2014」(武田病院グループ主催)が10月19日、医仁会武田総合病院リハビリセンターで開かれ、これまで最高の450人がクラシック演奏など音楽による癒しの一時を送りました。

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 21回目のコンサートも、当初は妊婦さんのための「マタニティー・コンサート」としてスタートしました。日本唯一の自治体運営のオーケストラ、京都市交響楽団(京響)と交流を深めている武田病院グループの武田道子副理事長が、「もっと多くの人に音楽に親しんでもらいたい」との願いから、入院患者さんとともに近在の人たちに参加を呼び掛けて、年々参加希望者が増えています。

 
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 開演に先立ち、武田道子副理事長が、「このコンサートが21年を迎えられたのも、京都市交響楽団や地域住民の皆さんのご支援があったからこそです。お家の仕事が忙しいと思いますが、クラッシク音楽や映画主題歌、日本の歌に浸ることで腦の活性、さわやかな気分になっていただきたいと思います」とあいさつ。音楽教育者でもあるオーボエ奏者の呉山平煥さんが進行役を担当、演奏者が楽器の音色を保つため、バイオリンなどケースごとステージに運んだ理由を解説しながら幕を開けました。

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 オープニングの『コンチェルト』は、『四季』を作曲したイタリアのヴィヴァルディの作品で、今回、初めて演奏に加わった京響の現役コンサート・マスター渡邊穣さんのバイオリンを中心に、孤児たちを愛し続けたヴィヴァルディらしく優しさの中にも華やかなハーモニーを奏でました。ピアノの西脇小百合さん、チェロの佐藤響さんら4人の合奏『ハンガリー舞曲』には、耳慣れたメロディーとあって、会場の多くが体を左右にしながら聞き入りました。

 

 『蝶々夫人』など世界のオペラ劇場に出演するなど、世界的に知られるソプラノ歌手の西側槙里子さんが大きな拍手で迎えられ、その『蝶々夫人』を作曲したプッチーニの『私が町を歩くと』や、06年トリノ五輪金メダルの荒川静香さんの演技曲『ユー・レイズ・ミー・アップ』など、会場全体を歌声の木霊(こだま)で包み込みました。

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 休憩後の第2部の演奏でも、『亜麻色の髪の乙女』(ドビュッシー作)や『翼をください』(村井邦彦作)といったヒット曲の演奏につづき、客席と一緒に、坂本九歌の『見上げてごらん夜の星を』や童謡『もみじ』を合唱し、あっという間の1時間半が惜しまれながらフィナーレを迎えました。

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