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京都新聞朝刊 医療のページ 十条武田リハビリテーション病院 副院長 真多 俊博 「変形性股関節症」

2020/02/26 メディア 武田病院グループ

※医師やスタッフの肩書き/氏名は掲載時点でのものであり、現在は変わっている可能性があります。


2020.2.29matadr.jpg十条武田リハビリテーション病院 副院長 真多 俊博 「変形性股関節症」

人工関節、15年超す安定性

変形性股関節症とは。

股関節を構成する骨に異常が起こり、関節軟骨が減少したり骨が変形する病気です。すべての股関節疾患の最終状態ともいえます。主な原因は発育性股関節形成不全症で、発育時に大腿骨頭が脱臼することで発症します。他にも股関節臼蓋(きゅうがい)形成不全や関節リウマチ、股関節の骨折や外傷、大腿骨頭壊死(えし)が挙げられます。

症状は。

初期の段階では体重をかけると痛みが生じたり、あぐらや爪を切るといった日常動作ができなくなることで気付きます。進行すると歩き始めの1歩目から痛みが出て、正常に歩行できず体を支えられなくなり、さらに進むと股関節を開いたり、ねじったりすることができなくなります。安静時でも痛みが生じるので、トイレや入浴、階段の上り下りなど日常生活に支障を来し、日常生活動作(ADL)や生活の質の低下に直結する病気です。

治療は。

まずは痛み止めや湿布薬を使用したり、中臀筋(ちゅうでんきん)(お尻の横の筋肉)の筋力向上や股関節の可動域を広げることを目的とした体操を行います。進行した状態であれば、関節近くの骨を切って向きやバランスを整える骨切り術か人工股関節全置換術を行います。術後のリハビリが重要で、人工股関節全置換術は翌日もしくは2日目から車いすに移乗して歩行訓練を行うことも可能です。人工股関節は現在、術後15年以上の安定性が得られています。人工関節の設置状態が劣化し痛みが出てきた場合は、再手術を行うことで良好な状態を保つことができます。ジョギングは難しいですが、治療を行うことでゴルフやハイキング、サイクリングなどを楽しむことができるようになるので、痛みで悩んでいる方は一度相談に来てください。