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第3回「合同リハビリテーションカンファレンス」を開催いたしました。

2020/02/04 インフォメーション 武田病院

●連携をさらに深め「手本となる連携体制」をめざす

 康生会武田病院・京都大原記念病院グループ

康生会武田病院と京都大原記念病院グループは124日、「第3回合同リハビリテーションカンファレンス」を康生会武田病院の外来棟で開催しました。当日は、武田病院、京都大原記念病院、京都近衛リハビリテーション病院、御所南リハビリテーションクリニックから医師、看護師、セラピストら多くの専門職が集まり、治療内容や経過についての情報を共有し、闊達に意見を交わしました。


02〇20200124定政Dr.jpg

開会挨拶で康生会武田病院脳卒中センターの定政信猛部長は、本日の事例報告は、脳神経外科の領域ではかなり稀なケースで説明の難しい疾患でしたが、治療を引き継いで頂いた京都大原記念病院グループさんが適切にリハビリテーション頂いたと伺っております。この詳細を勉強させて頂きたいと思っておりますのでどうぞ宜しくお願いします」と熱く語りました。




03〇20200124岡Dr.jpg続いて、京都近衛リハビリテーション病院の岡伸幸院長は「貴院とは非常に馴染み深い関係です。今日のプレゼンテーションでは、皆さんに厳しいご指導を頂きたいのでどうぞ宜しくお願いします」と実り豊かな会合となること期待し、開会挨拶を締め括りました。


 



第1部は情報提供「両院連携報告及び患者さまの経過について」と題し、最初に京都大原記念病院グループ医療連携室の土井博文理学療法士が登壇しました。

 土井氏は患者さんが回復している状況について

「脳梗塞において、回復期への転院時にFIM低値であっても、ほとんどのケースで大きく改善しています」と解説しながら多様な解析結果を紹介しました。


0520200224稲田Dr.jpg 第2部は「若年小脳出血患者の社会復帰に向けた取り組み」との演題で、康生会武田病院と京都大原記念病院での連携の取り組みについて事例が報告されました。
 まず、武田病院からは脳卒中センターの稲田拓医長が登壇し、40代・女性の小脳出血について、「初回、2回目の出血もなんとか救命できましたが、広く小脳の中で異常な血管網となっており、出血元を治療するのが難しい難治性の疾患です」と説明しました。



京都大原記念病院グループからは、京都大原記念病院脳神経外科の髙道美智子医師、同院の久保田一誠理学療法士、は御所南リハビリテーションクリニックの筒井友美理学療法士の3名が登壇。とくに患者さんが目標として掲げる「娘との生活・成人式に行きたい」を副題に、屋外歩行獲得を目指す介入について、急性期、回復期、そして生活の場にいたるステージごとの詳細な報告がなされました。


12〇20200124滝Dr.jpg 閉会挨拶にあたり武田病院脳卒中センターの滝和郎センター長は「今日の症例は非常に難しいものでしたが、リハビリで非常に良くなってお仕事に復帰できる寸前まで回復されました。非常に嬉しく思うとともに、大原記念病院グループの皆様に感謝しています。今後もさらに連携を深めていき、日本での手本となる連携体制になればと思います」と語りました。