ナーシングメッセージ

第8回 武田病院グループ 看護研究発表会地域包括ケア時代へ22 題の多彩な研究/「たけだ通信」111 号より

「看護研究」は機能と品質の指標

武田病院グループの看護研究の成果を発表する「第8回看護研究発表会」を2月11日(土)、下京区のしんらん交流館で開催しました。

 当日は、京都光華女子大学健康科学部看護学科の中平みわ准教授、研究会顧問の内藤和世院長(康生会武田病院)、森田陸司院長(医仁会武田総合病院)など多くの来賓の先生を迎え、さらにグループ35施設・321名もの参加で会場は満席。立ち見が出るほどになりました。

 冒頭挨拶で高野満希子実行委員長は、2025年問題とこれに対応する地域包括ケアシステムの重要性に触れながら、「グループ内外の連携を今以上に強化していく必要があります。そのなかで看護職員や介護職員が、それぞれの仕事の向上をめざし学習することに意義があります」と、研鑽する姿勢の重要性を語りました。

 また、来賓挨拶で内藤院長は、「看護研究をみるとその病院、介護施設の提供する機能・質が分かる」と看護研究が重要なメルクマールであることを強調。そのうえで「今日、一年間の成果を発表して頂き、それをしっかりと評価して明日からの医療・介護につなげたい」と語りました。

「看護研究」は機能と品質の指標

スケールメリットを活かし複数施設での協同研究へ

今回の発表は過去最大規模の22演題です。病院13演題、介護施設7演題、訪問看護ステーション1演題、地域包括支援センター1演題。所属施設も幅広いうえ、テーマも臨床だけでなく、教育・人事交流・連携など多彩な研究アプローチの発表となりました。
スケールメリットを活かし複数施設での協同研究へ

 発表者はもちろん参加者にとっても真剣勝負の場です。質問タイムでは会場から次々と手があがり、疑問点を確認したり自施設との比較意見などが出されます。時には発表者がたじろぐ場面もあるほどで、非常に有意義な研鑽の機会となりました。

山本薫里看護部長(本部看護部)は、「実りある看護研究発表会でした。発表された方、今日、聴講された方にとって明日からのケアの質の向上につなげて欲しい」と総評しました。ただ、現在の状況に満足するのではなく、「今後は単独ではなく、複数の施設が一緒に連携してこの研究をさらに深めていくべき。それこそがグループのスケールメリットとなる」とさらなるステップアップについて語りました。

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