ナーシングメッセージ

武田病院グループ 第一回認定看護師研修会を開催して/ 「たけだ通信」No.109より

武田病院グループでは、現在5病院において、11分野20名の認定看護師が活躍しています。平成27年度認定看護師連絡会では、看護の質向上を図るため専門分野相互に連携すること、活動の可視化を目標としました。11月1日、武田病院グループ関連施設で働く職員を対象に、3会場において、第一回目の研修会を開催しました。

開催に至るまで

 まず、11分野を『がん看護』『集中・救急看護』『皮膚排泄ケア』『その他のケア』の4つに集約した分科会で企画内容を検討し、準備をしていきました。今回は、各専門分野での活動をアピールし、リソースとしての活用が進むことで、看護の質向上に貢献できることをねらいとしました。

各領域の取り組み

がん看護(がん性疼痛看護・緩和ケア・がん化学療法看護)
『グループみんなで手をつなごう』

活動の内容を一部掲示し、支援方法についてもっと周知できるよう工夫をしました。相談ブースでは、がん看護に関する様々な悩みに対して事前配布のコンサルテーション用紙を用いて9名の方に30 分程度の面談をしました。同じ体験や思いを共有したり、感謝のことばを頂きつながりを実感できました。
各領域の取り組み

糖尿病看護
『高齢者疑似体験をとおして糖尿病看護を学ぼう!』

 高齢者体験グッズを装着して、白内障や関節可動域制限、巧緻動作困難な状況下でのインスリン注射と血糖測定を体験していただきました。参加者からは、患者さんの気持ちを理解でき、糖尿病ケアに活かせるというコメントをいただきました。

集中ケア・救急看護
『急変を未然に防ぐ気づきトレーニングをしよう』

 救急現場事例のシュミレーションを中心にSBARを学び、報告によって相手を動かすというスキル体験をしていただきました。SBARとは、「状況・背景・判断・提案」の4つを意識して伝えるコミュニケーションスキルのことをいいます。これまで、BLSやACLSを学んだ方もSBARを用いたトレーニングの経験は初めてで、患者さんの状態報告をする時に整理して考えることができ、もっと演習したいという声もありました。この研修会を通して、グループ内の看護の現状に触れ、実際には私たち主催者側が学ぶことが多く、各領域の看護に関するスペシャリストの連携の必要性と役割を再認識することが出来ました。

研修会実行委員長
医仁会武田総合病院 がん性疼痛認定看護師 村井 睦美

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