武田病院グループ一覧
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臨床研修医募集 臨床研修医募集

初期臨床研修について

医師臨床研修の理念

臨床研修は、医師が、将来専門とする分野にかかわらず、常に患者を思いやる気持ちを持ち、医師としての人格を涵養し、医学及び医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、一般的な診療において頻繁に関わる疾病あるいは負傷に適切に対応できるための基本的な診療能力(態度・技能・知識)を身につけることを研修の理念とする。

初期臨床研修プログラムの目的

医師としての基礎力を育成します。

将来、高度の専門医あるいは、プライマリ・ケアに対応し得る臨床医のいずれを目指すにも、社会的ニーズを認識した医師としての基本的な診療能力、即ち、態度、技能、知識の修得を目的とします。

スーパーローテイト方式の臨床研修を基本とし、 2年間の初期研修プログラムを基に研修します。

本プログラムは、プライマリ・ケアから専門医・研究医になる素養を身につけると共に、救急医療、地域医療、介護にも接し、専門にとらわれず一般医療を広く扱い、いつ、いかなる状況においても基本的医療行為、医療活動を全人的に行い得る医師としての基礎をつくることを目標とします。

初期臨床研修の様子

保険・医療・福祉のトータルケアを提供する、京都の病院グループです。

武田病院グループは、地域のニーズに応えるべく保健・医療・福祉に積極的な活動を展開しております。関連施設として、病院 7施設、3クリニック、2診療所、介護老人保健施設、介護老人福祉施設等、急性期医療から慢性期医療、在宅、介護まで幅広い体験と実践が可能な環境が整っています。

加えて、経験豊富な指導医の下、いつ、いかなる局面にも対応出来る医師の育成を目指しております。活力ある!研修医諸氏の応募を期待します。

ほっ。心がかよう、心が安らぐ、環境づくり。

初期臨床研修システムの特徴

Point 1 先駆的医療を手掛ける各種専門科にて研修を行うことができます。

  • 当院は500床・22診療科を有する京都市南東部の基幹総合病院であり、外科、泌尿器科、産婦人科、血液内科、脳神経外科、眼科、消化器内科、整形外科、不整脈科などの先駆的医療を手掛ける各種専門科にて専門医の指導による最先端の医療を研修することができます。初期研修終了後はそのまま当院で後期研修も可能であり、各学会専門医試験の受験資格を取得できます。

Point 2 豊富な症例と経験豊富な指導陣により救急診療のエキスパートを育成します。

  • 年間約4500件の救急搬入実績を誇り24時間の6科診療体制にて対応するなど地域基幹病院として機能している当院にて豊富な救急症例を経験することができるとともに、院内BLSコースが充実しており、研修医は受講するだけではなくインストラクターとして指導もしています。さらにBLS・ACLS、JATECの資格を取得し、救急治療について高いスキルを養うことができます。また、平成26年4月からは関西医科大学救急医学科教授中谷先生(日本救急医学会指導医)を常勤医師として迎え入れ、その他に救急専門医も採用し、救急診療体制の更なるレベルアップを図っていきます。

研修の様子

Point 3 総合診療科研修や外来診療研修によりプライマリ・ケア医として確かな実力を涵養します。

  • 2年間で4か月間の総合診療科研修では初期研修医が指導医の細かな助言と指導を仰ぎながら診断・治療・退院までの経過を指導医とともに考え実践する役割を経験することができます。これにより病歴聴取や診察などの基本的技術を習得するとともに、ICUなどでの重症患者診療を通じて人工呼吸器を含めた呼吸・循環動態の管理を学び、また、いわゆるcommon diseaseの対処法、さらには重症感染症の治療法、鑑別に苦慮する様々な疾患の系統的な鑑別法・治療法などを習得し、さらに高齢者などの社会的弱者の退院後のサポートをいかに行うかを考え、自ら実践していく力が養われます。また、2年目研修医からは内科系診療医の指導の下で主に休日・夜間外来診療を実践し、年間1,000例程の初期診療を経験することができます。

Point 4 地域医療に根差した環境で高いレベルの地域医療研修が可能です。

  • 当院は、京都府下に9の病院と、診療所等の医療関連施設を有する武田病院グループの基幹病院であり、様々な施設との連携を図り人的交流を重ねているため地域医療の現場を実感しながら研修が可能です。さらに2年次には当院グループ内の関連病院にて地域医療研修を実施し、また、当院と連携する開業医にて研修も行い、高いレベルの地域医療研修が可能です。

Point 5 研修医向けのカンファレンスが定期的に開催され症例発表を学び医学を研鑽します。

  • 毎週1回1時間、全初期研修医を対象に救急症例検討会を開催、地域開業医の医師(元当院総合診療科部長)、当院の総合診療科副部長、糖尿病科副部長(副プログラム責任者)、放射線科専攻医、神経内科専攻医などが毎回参加しています(H26年4月からは中谷先生も参加予定)。研修医が経験した救急症例について担当研修医が毎回持ち回りでスライド発表を行い、様々な視点から初期対応と鑑別診断について討論し、貴重な症例の経験を全員で共有して研修医の救急診療スキルアップを図るとともに症例のスライドプレゼンテーション法の教育を行っています。また毎週1回、各科部長により様々なテーマにてモーニングセミナーが開催されています。他にもほぼ1カ月に1回、臨床病理検討会(CPC)も行っています。

Point 6 指導医―研修医のコミュニケーションを大事にしています。

  • 医師としてのキャリア形成過程において、上級指導医(メンター)がひとりひとりの研修医(メンティー)に対して、臨床研修は勿論、人生のあらゆることについて先輩として適切な助言と励ましを与えます。
  • 「臨床研修シンポジウム」や「研修医との話し合い」を適宜行い、研修医の意見を聞きながら、研修をよりよいものにしようと努力しています。また、“Off the job training”として、医局との共同企画で「研修医歓迎会」、「修了記念パーティー」を毎年開催しています。

研修の様子

Point 7 出身大学や医局の垣根がなく、各科の専門医と協力しながら診療・研修することが容易です。

  • どの科でも出身大学や医局による垣根はなく、また、どの出身大学の医師でも区別して扱われることは一切ありません。そのため、複数の科の医師が一人の患者に対して同時に治療にあたっていることも珍しくなく、主治医や研修医が各科の専門医と相談しながら治療方針を決定していくことが容易です。

Point 8 優秀なコ・メディカルに囲まれ高度なチーム医療を提供しています。

  • 当院では、人工呼吸器や人工透析装置などの管理に習熟している臨床工学技士が24時間常駐しており、最適な管理について助言を得ることができます。また、薬剤師も24時間常駐し、併用薬に関する助言や薬物血中モニタリングシステムによる投薬設計を依頼することも可能です。また、栄養士には病態に応じた栄養管理の助言を求めることができるといったように、医師はコ・メディカルにいつでも高度なアドバイスを求めることができ、また、逆にコ・メディカルから医師に提言を受けることも数多くあります。また、栄養管理チーム(NST)、呼吸器ケアチーム(RCT)、緩和ケアチーム、褥瘡対策チームなどの医師とコ・メディカルが一体となった高度なチーム医療も提供されています。初期研修を通じて、このようなチーム医療を通じて数多くのことを研修できます

Point 9 研修医のための充実した職場環境を提供しています。

  • 初期研修医のために独立した医局を準備し各人に机と上下2段ずつの広いロッカーが準備されています。無線LAN環境も整っており、各人がそれぞれ自分のPCやスマートフォン、タブレットPCから接続することが可能であり、Up to dateによる医療情報収集やJ DreamⅢによる文献検索が利用できます。また、初期研修医は寄宿舎も無料で利用することができ、生活環境の整備に煩わされることなく、研修に専念することが可能です。
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