武田病院グループ:保険・医療・福祉のトータルケアを提供する京都の病院

医療法人財団 宮津康生会 宮津武田病院

排尿障害・尿失禁専門外来

当院ではご高齢の方の排尿障害(おしっこが出にくいこと)や尿失禁(おしっこが漏れてしまう・漏れそうになる)といった症状・悩みに対して専門的に対応する外来があります。

高齢男性では前立腺肥大症(前立腺が大きくなり、尿道を圧迫しておしっこが出にくくなる病気)や前立腺癌(彫っておくと骨などに転移します)が急増しています。これは食生活の欧米化に伴い、脂肪成分の摂取が増加したためといわれています。前立腺癌には前立腺特異抗原(PSA)という診断価値の高い腫瘍マーカーがあり、無症状(早期)のうちに診断ができることが多くなりました。早期発見により種々の治療が選択でき、予後も改善しています。

前立腺肥大症は高齢男性の排尿障害の原因として最も多く、今までは手術以外に有効な治療法がありませんでした。しかし、最近では新薬の登場により前立腺を縮小させたり、排尿の症状をコントロールしたりすることが可能になってきました。

ご高齢女性の方に多い尿失禁は人に相談することもできず、日常生活(QOL)に影響を与えるつらい症状です。
尿失禁には切迫性尿失禁と腹圧性尿失禁という2つのタイプがあり、全く違う原因で、違う症状なのですが、十分な区別ができず、間違った対応がなされていることもあります。切迫性尿失禁は急に生じる強い尿意が特徴(この症状は男性でもあります)で、これを尿意切迫感(過活動膀胱)といいます。

近年、この尿意切迫感を抑える新薬が多く開発され、良好な結果が出ています。また、薬剤が使用できない方には干渉低周波治療という方法もあります。腹圧性尿失禁は女性特有の症状で、咳やくしゃみをしたり、強い腹圧をかけた瞬間(重いものを持った時など)に尿が漏れる状態をいいます。腹圧性尿失禁は女性の骨盤底筋の脆弱化が原因ですので有効な薬剤はありません。このような方にはまずは尿失禁体操をしていただきますが、重症の方や尿失禁体操が無効な方では特殊なテープを使った簡単な手術(尿道スリング手術)が必要となります。

排尿障害や尿失禁の治療は近年、特に進歩しており諦めることはありません。

ぜひ、排尿障害・尿失禁を担当している泌尿器科を受診してください。

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