スタッフの一日

患者さんが笑顔になれるような
リハビリを提供出来るように
頑張っています。

作業療法士庄司 智紀

勤務先:宇治武田病院  入職:2007年

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7:50

子どもを保育園に送って出勤

自宅から病院を横目に一旦通り過ぎ、子どもを送り届けてからの出勤。朝はばたばたです。
8:30

朝礼

1日の始まり。前日に行われた病棟カンファレンスの伝達などスタッフ全体での情報共有を行います。朝礼後はその日リハビリ開始の患者さんの担当者の割り振りや、リハビリの時間調整などをします。
8:45

臨床開始

リハビリ開始。限られた時間の中でリハビリを行うので時間調整や情報収集は迅速かつ効率的に行う様に心掛けています。時間に追われながらもベストを尽くせる様に意識しています。
12:00

昼食

職員食堂で同期や先輩・後輩と仕事・プライベートの話などしながらの団欒の時間。 昼食後もゆっくりした時間を過ごしてリフレッシュしエネルギーを充電します。
13:00

午後の臨床開始

昼からは午前同様の臨床業務の他、各種院内委員会への参加や病棟カンファレンスへの出席などもあります。カンファレンスでは具体的なリハビリの状況を伝え、医者・看護師と共に今後の方向性について検討しています。
17:00~18:00

勤務終了

作業療法を提供した患者さんのカルテ入力や実施入力など行います。各担当療法士間での患者さんの情報共有や、後輩へのフィードバックなども行う大切な時間です。
19:00

院外での勉強会に参加

業務終了後に院外での勉強会に幾つか参加しています。他院のセラピストとの活発な意見交や講義・実技練習など刺激になることがいっぱいです。自身のスキルアップには積極的に参加することが大事だと思っています。

患者さんとの関わりから学ぶ多くの事を糧にして、提供する作業療法の質が向上するように励んでいます。

現在の職場では幅広い分野の患者さんと接する機会が多く、色々な視点から患者さんの状態を捉える事が徐々に出来るようになってきたと思います。しかしまだまだ至らないことが多いのも現実です。既存の作業療法の枠にとらわれ過ぎず、自分の中の新しい引き出しを増やしていく事で更に色々なアプローチが可能となり、良い作業療法を提供出来ると思います。ゴールというものは無く作業療法士であり続ける以上は常に探求していかなければいけない事だと思いますが、様々な作業を通してその先に患者さんの笑顔や生き生きとした生活が待っていると思うと、こんなやりがいのある職業は無いと思っています。

これからは色々な出会いを大切にし、作業療法士として、また一人の人間として成長していけるように頑張りたいと思います。

宇治武田病院を選んだ理由

私が宇治武田病院を選んだ理由としては中枢神経疾患、整形外科疾患、小児分野と幅広い疾患を対象とした作業療法を提供している点です。学生時代から幅広い分野に興味があった私としては一つの施設で様々な経験が積めることが非常に魅力的でした。その反面、全ての分野の知識・技術を身につけることが出来るのかという不安もありました。しかし、施設見学の時から感じていた通り、職種に関係なく垣根のない明るく話しやすい職場環境であった為、諸先輩方にも気さくに質問・相談ができ、広い視野で患者さんの評価・治療を提供できる様になってきたと思います。

仕事をする上で大切にしていること

当たり前の事ですが患者さんのニーズをしっかり把握し、それに答えるように自分の持っている知識・技術を最大限に出し切るということを大切にしています。作業療法士として働きだしてからは患者さんからは先生と呼ばれることが多くなりました。その様な環境の下でセラピスト本位の考えで治療を行っていないかは常に立ち止り考えるようにしています。セラピストは患者さんの運動・動作を良くするプロであると思いますが、決して偉いわけではなく、患者さん主体で意欲的に取り組めるようなリハビリを提供することが大切だと思います。

実際の臨床場面で感じたこと

入職した当初は毎日のリハビリを楽しく行い、何カ月後かに患者さんが笑顔で生活を送れるように作業療法を提供できれば良いなと思い日々臨床に取り組んでいました。しかし、リハビリを終了した後の5年後・10年後の患者さんの生活を考えると果たして現在のリハビリ内容で患者さんは笑顔で過ごせているのかという疑問・不安がありました。患者さんが日常生活、仕事、趣味活動など生き生きとした生活を送れるように何年も先を見据えた作業療法を提供する必要があり、その為にはより細やかな心身機能への働きかけが重要であると感じています。

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