令和8年6月18日(木)康生会武田病院外来棟3階にて「第3回 ホットトピックス 短時間で最新治療のエッセンスを習得する診療シリーズ」を開催いたしました。
今回は、整形外科の小見山洋人主任部長が講師を務め、「変形性膝関節症に対する保存治療 ~PRP療法・脂肪由来幹細胞治療の治療経験~」をテーマに講演を行いました。
小見山主任部長は、「変形性膝関節症は、中高年を中心に多くの方が悩まれている疾患」とし、進行すると歩行や日常生活に支障をきたし、人工関節手術が必要となる場合もある一方で、「『できるだけ手術は避けたい』『スポーツや趣味を続けたい』と希望される患者さんも少なくありません。」と話しました。
治療は、運動療法や薬物療法などの保存治療の重要性に加え、近年注目されている再生医療について解説しました。特に、自身の血液を用いるPRP療法や、脂肪由来幹細胞を用いた再生医療については、1年以上経過観察を行った症例の結果を例に、痛みや膝機能の改善が認められたことや、重症例においても一定の効果が期待できることを報告されました。
また、再生医療は万能な治療ではなく、適切な患者選択や運動療法との併用が重要であること、患者さんと治療目標を共有しながら取り組むことの大切さについても説明されました。


質疑応答では、再生医療の適応や効果が期待できる症例について活発な意見交換が行われ、参加者の関心の高さがうかがえました。