2026年3月12日、「糖尿病と認知症を考える会」がリーガロイヤルホテル京都で開催(共催:康生会武田病院・下京西部医師会)され、近隣の医療従事者約50名が参加されました。
特別講演では、武田純病院長が座長を務め、国立研究開発法人 国立長寿医療研究センターの櫻井孝研究所長が「高齢者糖尿病における薬物・非薬物を含む包括的治療による認知障害の改善」と題し講演しました。

高齢者糖尿病では認知症との関連が深く、特に低血糖に配慮した無理のない血糖管理の重要性が示されました。認知症に対する薬物療法には一定の可能性がある一方で明確な効果は限定的であり、運動や食事、社会参加などを組み合わせた取り組みの有効性が注目されています。中でも食事の多様性を高めることが認知機能の維持に関係する可能性が示され、日常生活全体での支援の大切さが紹介されました。
講演後には「専門医からみた糖尿病と認知症の治療・連携」をテーマにディスカッションが行われ、診療の現場における課題や連携の在り方についてさまざまな意見が交わされました。
多職種・多領域の視点から活発な議論がなされ、理解を深める有意義な機会となりました。
