心臓病予防をテーマに「心臓病にならないために ハートの日 循環器領域 市民公開講座」が7月12日、キャンパスプラザ京都(京都市・下京区)で開催されました。6年ぶりとなる今回の講座には、約90名が参加。参加者は時には熱心にペンを走らせ、時には深く頷きながら、講師の話に耳を傾けていました。
はじめに、康生会武田病院循環器センター・心不全センターの木下法之センター長は「毎年8月10日=ハートの日として講座の開催を続けてまいりましたが、新型コロナウイルスの影響で長らく開催することができませんでした。本日は酷暑の中、たくさんのみなさまに足を運んでいただき、誠にありがとうございます。ようやくこの日を迎えることができ、感慨深い気持ちでいっぱいです」と参加者へ向け感謝の意を表しました。
前半は「不整脈治療について」と題して、康生会武田病院不整脈治療センターの垣田謙センター長が講演されました。心臓が動く仕組みや、心房細動、その治療法について、わかりやすく説明され、参加者への質問にもていねいに解説されました。
講演後は、循環器センター・心不全センターの木下法之センター長が「心不全について」と題して、健康運動指導士、看護師、栄養士、薬剤師を交えて多職種リレートークを展開。心不全の治療や緩和ケア、多職種が連携したチーム医療がなぜ必要なのかを時折笑いを交えながらわかりやすく解説されました。
