12月10日(水)康生会武田病院外来棟3階会議室にて糖尿病教室を開催しました。今回は18名の方にご参加いただきました。
今回の糖尿病教室は「おいしく食べるための味覚チェック」と題して甘味、塩味それぞれを実際に飲んで感じていただきました。前半は甘味編としてラカントを使用した濃度別の紅茶を飲み比べ、薄い順に並び変えていただきました。その後、温度による感じ方の違い、塩味を加えたことによる対比効果についても飲んでいただきました。実際に飲んでみて温度が高い方が甘さを強く感じると多くの方が答えられ、皆さん驚いておられました。「味覚について」のスライドでは味覚全般の閾値や対比効果、相乗効果などのお話をさせていただきました。
後半は塩味編として最初に塩分チェックシートの記入をしていただき現状の食塩摂取量を把握していただきました。その後濃度別の味噌汁、うどんだしを飲み比べ、これもまた薄く感じる順に並び変えていただきました。中には全問正解されている方もおられました。「ナトカリ比」についてのスライドでは日本人の食塩摂取の現状と傾向をお話し、減塩だけではなくカリウム摂取の重要性についてもお話をさせていただきました。
今回は実際に飲んで体験していただく教室内容であったため、皆さん参加者同士でもコミュニケーションを取ることでにぎやかな良い会となったように思います。今後も参加者の方々が楽しく学べる教室の開催を目指していきます。