
稲本 俊
- センター長


国立がんセンターがん対策情報センターの推計によると、一生涯のうちに何らかのがんになる割合は、男性で49%、女性で37%とされており、日本人男性の2人に1人、女性の3人に1人ががんになることになります。その中で女性の乳がんの罹患数の増加は著しく、2015年〜2019年の乳がんの罹患数の推計値が9万3千人である対して、20年後の2035年〜2039年には14万5千人になると推計されています。
この乳がん罹患数の増加の高齢者の乳がん罹患数の増加によるもので、特に75歳以上の後期高齢者では、2015年〜2019年の乳がんの罹患数の推計値が2万1千人である対して、20年後の2035年〜2039年の推計値は5万2千人以上になります(図1)。

乳がんは早期発見、早期治療ができれば治癒率の高い病気です。早期発見のためには、自己検診が重要です。自己検診で異常がなくても、定期的な乳がん検診を受けてください。残念ながら日本の乳がん検診の2022年の受診率は36%に留まっています(図2)。特に2022年の京都府の乳がん検診率は33%です。検診対象者の3分の2が未受診者となっているのは大きな問題と言えます。
乳がん検診の目的は乳がんで亡くなる人を減らすこと(死亡率減少効果)です。現在、この乳がん死亡率減少効果が明らかな検査方法は検診マンモグラフィだけです。日本では40歳以上の女性に対して検診マンモグラフィが推奨されています。過去3年間に乳がん検診等で乳房の異常を指摘され、医仁会武田総合病院を受信した患者さんは148人の中で乳がんと診断されたのは13人(9%)で、がんの病期0期(非浸潤がん)が4人、I期が5人、Ⅱ期が4人で、進行した癌はありませんでした。また、この148人中75歳以上が13名で、その中の3名が乳がんと診断されました。既に述べたように、今後、高齢者の乳がんの罹患率が増加すると推定されていますので、高齢者の方の乳がんの検診によりよく対応できるように関連施設との連携を図っていきます。

乳がん検診では、どれくらいの人に乳がんが発見されるのでしょうか。日本対がん協会が2017年に全国の支部で行った乳がん検診の結果は受診者数が126万1551人。このうち精密検査が必要と判定された人(要精検者)は5万6438人(要精検率4.47%)、精密検査を実際に受診した人(精検受診者)は5万1356人(精検受診率91.00%)でした。
そして、その中でがんを発見された人の数は3043人、その割合は0.24%でした。この結果から、乳がん検診を1万が受診すると447人が「異常あり」と判定され、精密検査(二次検診)を受けるように勧められます。そして精密検査を受けた人は407人となります。この407人の中から24人に乳がんが発見されたという割合になります。
内閣府が実施しているがん対策に関する世論調査では、として、「受ける時間がない」「健康状態に自信があり必要性を感じない」「心配な時は医療機関を受診できる」などの回答が多かったことから、がん検診についてその重要性や正しい知識が定着していないと考えられます(図3)また、「経済的負担」を上げている人も多くみられたので、市町村のがん検診は安価で受診することが出来ることについて知られていない可能性があります。
がんや検診について正しい知識や情報を持っていただくようにする必要があります。また、女性は「検査に伴う苦痛に不安がある」の回答も多かったことから、検診の必要性を十分理解して受診してもらう必要があります。

京都市では子宮頸がん、乳がん、肺がん、大腸がん、胃がん、前立腺がんの検診が行われています(表1)京都市の乳がん検診の対象者は、40歳以上の女性の市民の方で、2年に1回受診することができ、受診料金は1回1,300円です。受診料金が免除される制度もありますので、詳細は京都市の乳がん検診ページをご覧ください。
検査方法は、マンモグラフィ(乳房エックス線撮影)をすることです。視触診はありません。京都市がん検診の実施場所は、指定医療機関で行うものと、一定の時期に各区役所・支所保健福祉センター等に検診車が巡回して行うものがあります。指定医療機関は京都市内の30施設です。医仁会武田総合病院、康生会武田病院、百万遍クリニックでも行なっています。
【注意】 妊娠中又は妊娠の可能性がある方、心臓ペースメーカー又は脳室-腹腔シャント、中心静脈ポートを装着されている方、乳房形成をされている方は、マンモグラフィの検診を受けることができません。
| 表1 京都市のがん検診 | ||
|---|---|---|
| がん検診 | 対象者 | 受診料金 |
| 子宮頸がん検診 | 20歳以上の女性の市民/2年に1回 | 1,000円 |
| 乳がん検診 | 40歳以上の女性の市民/2年に1回 | 1,300円 |
| 肺がん検診 | 40歳以上の市民/1年に1回 | 無料 |
| 大腸がん検診 | 40歳以上の市民/1年に1回 | 300円 |
| 胃がんリスク層別化検診 | 40・45・50・55・60・65歳の市民 | 500円 |
| 胃がん検診 | 播種性血管内凝固症候群 | 胃内視鏡(胃カメラ)検査:3,000円 |
| 胃部エックス線(バリウム)検査:1,000円 | ||
| 前立腺がん検診 | 50歳以上の男性の市民/2年に1回 | 1,500円 |
乳房の腫瘤(しこり)が全て乳がんという訳ではなく、乳がんと関係のない良性の病変であるケースも少なくありません。2021年1月から2024年6月までに本院の乳腺外来を受信された初診患者さんは2211人おられ、その内、乳房のしこりを自覚として受診した方が230人おられましたが、その中で乳がんと診断された方は126人でした。ちなみに、無症状の方1533人では乳がんと診断された方は53人、乳房痛で受診された方255人では乳がんと診断された方は7人でした。
乳房にしこりを自覚、あるいは乳房の腫瘤と診断されるがん以外の疾患には、①乳腺線維腺腫、②葉状腫瘍、③過誤腫、④うっ滞乳腺炎、⑤乳腺症などがあります。

乳がんを適切に診断し治療していくためには、高い技能と豊かな経験を持った医師・看護師・検査技師・薬剤師など多職種のスタッフが必要です。武田病院グループでは、グループ全体でこれら多くのスタッフを取り揃え、診断・治療にあたっています。
ここでは乳がんの診断に欠かせない各種の検査についてご説明させていただきます。

乳腺はX線撮影で白く映る性質があり、単に乳房を撮影しても白く映るがんや石灰化病変などを見落としてしまう可能性があります。マンモグラフィは乳房を二枚の板で挟み、薄く伸ばして乳腺の重なりを減らすことで病変をより発見しやすくし、初期症状である微細な石灰化や触診ではわかりにくい小さなしこりを画像として捉えることができます。当グループの検査では多くの女性技師が活躍しています。

超音波検査(エコー検査)では、病変の有無やしこりがある場合は大きさ、リンパ節への転移を把握します。また生検を行うにもエコーで正確に病巣を把握することが欠かせません。ここで重要となるのが機器の性能と術者の技量です。例えば5~8mmの初期の乳がんを見つけるのは相応の技量が必要となります。

乳がんと診断された方に対し、どこまで病変が広がっているか、マンモグラフィや乳腺エコーで見えなかった病変は無いか、反対側の乳腺には異常はないかなどを正確に診断し、確実な手術方法を決定します。とくに温存療法では、MRI画像を元に切除範囲を決めるなど、MRI撮影は乳がん治療において大変、重要な検査となります。

病理診断が必要な病変がみられた場合、CNB(コア針生検)もしくはVAB(吸引式乳房組織生検)を行います。
CNBはバネ式の小型キットで、VABは乳腺エコーを行いながら正確に吸引を行う生検装置です。VABはこれまで切除生検が必要であった病変も5mm程の切開で組織を採取することができるようになりました。さらにDCIS(非浸潤性乳管がん)と呼ばれるほとんど転移しない早期のがんも多数見つかるようになりました。

乳がんと診断された方に対し、放射性同位元素を用いてリンパ節転移や遠隔転移がないかを診断する検査です。この検査の結果も踏まえてステージを決定し、適切な治療方針を選択します。また乳がん術後の経過中に再発はないかなどの診断や、再発された方の治療に対する効果の評価にも威力を発揮します。また乳がんとは関連のない別な悪性疾患が偶然見つかることもあります。
がんに対する様々な遺伝子検査が効果を発揮しています。乳腺治療においては主に、①がん組織中の遺伝子を調べる検査、②患者さんが親から受け継いでいる遺伝子を調べる検査があります。
そのなかでも、効果的な薬剤を選択するために1つの遺伝子を調べる検査、逆に多くの遺伝子をまとめて調べる「遺伝子パネル検査」などが行われています。
今後、目的に応じ、様々な遺伝子検査が発展・増加していくことが考えられます。
Oncotype DXは、手術時に切除した乳がん組織のホルマリン固定標本を用いて21の遺伝子の発現を測定し、それをスコア化したものです。低・中・高リスクに分類し、例えば低リスクであれば抗がん薬治療は行わなくてもよいとする根拠に利用します。スコアによって化学療法やホルモン療法の効果など予後の予測が行えます。
2023年9月1日から保険収載されました。43万5000円ですので3割負担の患者さんは13万円相当になります。
PARP阻害薬のオラパリブ(商品名:リムパーザ)が抗がん薬治療歴のあるBRCA遺伝子変異陽性かつHER2陰性の手術不能または再発乳がんの治療、および再発高リスク患者の術後補助療法に対し適用となりました。これに伴いコンパニオン診断(オラパリブの適応があるかどうかを調べる検査)としてのBRCA1/2遺伝子検査が保険適用となりました。この検査は親から受け継いだ遺伝子の変異を調べる検査です。
また若干乳がん、両側乳がん、濃厚な乳がんや卵巣がんの家族歴がある患者さんに尚、薬を選ぶ目的ではなく「患者さんが遺伝性乳がんかどうか」を調べるためにBRCA1、BRCA2遺伝子の検査を行う場合は現状では健康保険の適用対象になっていません
遺伝子検査の技術向上で、がん組織を用いてがんにかかわる複数の遺伝子の変異の有無を同時に測定することができるようになりました。これを遺伝子パネル検査といいます。
遺伝子パネル検査の登場で、一人ひとりの乳がんには様々な遺伝子の変異があり、その違いでそれぞれ細かくグループ分けできる可能性が出てきました。
さらに異なるがん種でも同じ遺伝子に変異がある場合や、同じ分子標的治療薬が有効な場合があることが最近わかってきました。今後も最新の情報をご提供させていただきます。

当院では、乳がんの進行度はどうか、どのようなタイプの乳がんか、遺伝的要素は関係していないかなどを調べたうえで、患者さん一人ひとりに一番適した治療法を一緒に相談していきます。

乳がんの手術方法としては胸筋合併乳房切除術、胸筋温存乳房全切除術、および乳房部分切除術(乳房温存手術)などがあります。この中でも現在では胸筋温存乳房全切除術に代わって乳房部分切除術が増えています。病変の大きさや広がりなどによって制約がありますが、病変が大きくても術前化学療法を行ったうえで乳房部分切除術が可能になる場合もあります。乳房部分切除術の場合、切除のみでは組織の欠損によって乳房の変形をきたしますので、当院では周囲の乳腺組織や脂肪組織をうまく使ってなるべく乳房が変形しないようにしています。また皮膚の切開線もなるべく目立たないように乳房の外側や乳輪部分から手術します。

当グループではIMRT(強度変調放射線治療)「トモセラピーラディザクト」を導入しています。がん病巣を正確に把握する撮影機能に加え、360度全方位から複数のがん病巣へ放射線の照射治療を行うことができます。


乳がんは、ホルモン療法が効くタイプと効かないタイプ、ハーセプチンという薬が効くタイプと効かないタイプ、リンパ節に転移がある場合と無い場合、閉経前と閉経後、浸潤がんと非浸潤がんなど様々に細分化され、その性質に一番効果のある治療を選択するのが基本です。
当院では膨大な臨床試験に基づいた最新の日本乳癌学会のガイドラインやNCCNのガイドラインに沿って治療方法を患者さんと相談しながら決めていきます。
がん細胞の、免疫機能にブレーキをかける働きに注目し、これを阻害するお薬(分子標的薬の一つ)が「免疫チェックポイント阻害剤」です。
免疫は体の中の異物を除去するのに有効な仕組みです。ところが、がん細胞が出すタンパク質「PD-L1」が、がんを攻撃する免疫細胞のPD-1と結合すると、免疫細胞ががん細胞を攻撃できなくなることが知られています(※この機構は京都大学の本庶佑先生が解明して2018年にノーベル医学・生理学賞を受賞しました)。
免疫チェックポイント阻害剤はこの「PD-1」あるいは「PD-L1」に結合することで免疫機能のブレーキを外し、弱まった免疫細胞の働きを強め、治療を行う治療です。
※手術不能進行・再発PD-L1陽性のトリプルネガティブ乳がんに対し、アルブミン懸濁型パクリタキセルにアテゾリズマブを併用することが強く推奨されています。
※手術不能進行・再発PD-L1陽性のトリプルネガティブ乳がんに対し、化学療法(アルブミン懸濁型パクリタキセル、パクリタキセル、カルボプラチン+ゲムシタビン)にペムブロリズマブを併用することが強く推奨されています
※高リスクのトリプルネガティブ乳がんの術前化学療法としてペンブロリズマブに化学療法(カルボプラチン+パクリタキセル、その後エピルビシン+シクロフォスフォミド)を併用することが推奨されています。

乳がんの約7割は女性ホルモンに反応して増殖します。この性質を利用し、女性ホルモンが乳がんの細胞にくっつかないようにする、あるいは女性ホルモンを減少させることによって乳がんの再発を抑えるのがホルモン療法です。使われる薬剤は閉経前と閉経後の患者さんでやや異なります。


乳がんの広がりに応じ化学療法(抗がん薬)は、①術前化学療法、②術後化学療法、③遠隔転移に対する化学療法に分けられます。
術前化学療法は、しこりが大きいため乳房温存療法が行えない人が術前化学療法を行うことでしこりが小さくなった場合に乳房温存手術ができる可能性が出てくることや、手術での切除範囲が少なくて済むことで、より美容性の高い手術ができる可能性があるのが大きな特徴です。
また、術前化学療法の効果によって術後の治療方針を選択できるメリットもあります。
緩和治療は、乳がんによる身体的な苦痛や気持ちのつらさを、少しでも和らげるためのケアをさします。患者さん本人はもちろんのこと、ご家族も含めた総合的なケアをご提供するものです。
緩和治療は「終末期」に受ける最後のケアと思われることが多いのですが、実際には、がんと診断された時点からいつでも受けることができます。緩和治療で心身のコンディションを整え、治癒をめざす治療を行うケースも珍しくありません。病期(病状)に応じた治療と並行し患者さんやご家族が希望する生活を保てるよう、様々な治療と支援を行います。
抗がん剤やホルモン療法、放射線治療、また病気の進行によって「だるさ」「吐き気」「食欲不振」などが生じることがあります。さらに「咳」や「呼吸のつらさ」「便秘」「腹部の張り感」「上肢のリンパ浮腫」「皮膚の発赤(ほっせき)・滲出(しんしゅつ)液(えき)」など、さまざまな症状が現れることがあります。このような症状に対し、様々な治療、そして援助を組み合わせご提供しています。
痛みが強いと体力を消耗し、QOLが落ちたり、治療がつらくなるものです。ところが、骨転移などによるこうした痛みの80~90%は「適切な治療法」で改善できるといわれています。痛みの治療で使用される医療用麻薬(オピオイドなど)は、命を縮めることがないことが証明されています。むしろ痛みを十分に和らげることは、患者さんの生活を支えるうえでとても重要です。不安な気持ちや気分が落ち込んだ場合は、看護師による看護相談(緩和ケア外来)や臨床心理士によるカウンセリングを受けることができます。心身の緊張を和らげ、十分に睡眠をとれるよう、薬剤が処方されることもあります。
医仁会武田総合病院では、当院・他院を問わず、通院中のがんに罹患されている患者さん、およびそのご家族を対象とした「緩和ケア外来」も行っております。お悩みのある方は是非、ご利用ください。
緩和治療は「緩和ケア病棟」や「ホスピス」で受けるのが代表的です。実は、これ以外にも一般病棟や乳腺外来でも緩和治療を受けることが可能です。病棟では医師を中心に看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーらによる緩和ケアチームが対応し、適切な病状緩和に努めます。
当グループにおいては、医仁会武田総合病院で入院、外来での緩和ケアを行っているほか、緩和ケアを専門とする稲荷山武田病院で治療を継続することも可能です。このほか訪問看護ステーションと協力し、在宅での緩和ケアにも対応しています。
患者さん・ご家族のご希望により様々な治療・援助が可能ですので、是非、ご相談ください。
セカンドオピニオンとは、担当医の意見が「第一の意見」とし、他の医師の意見を「第二の意見」とするものです。
セカンドオピニオンは、担当医から提示された診療内容を信じないとか他の医療機関に移ることではありません。セカンドオピニオンには次のようなものがあります。
乳がんの好発年齢は45~49 歳、そして60~64歳です。高齢になればなるほど、様々な合併症をお持ちになります。そうした治療は開業医の先生(かかりつけの先生)にお願いし、乳がんについては我々専門医、専門の医療施設が診療・治療を行います。
乳がん治療は、臓器としては1つなのですが、実は発見~治療にあたって多くの専門職が関わる医療分野です。乳がんの専門医、かかりつけの先生、多くの専門職がチームとなって、お一人おひとりの患者さんを支えてまいります。
より良い医療がご提供できるよう、連携のシステムを構築していきたいと考えています。どうぞご協力をお願いいたします。
気になるのが治療費です。とくに手術・入院を伴う治療はそれなりの費用となります。
一例として「乳腺悪性腫瘍手術」をあげれば、腋窩部郭清の有無等で幅がありますが、7日間の入院でおよそ 70 ~ 90 万円となります。
これらは高額療養費制度の対象となるため、3割負担等で患者さんがご負担されることはほとんどありません。
【患者さんご負担費用の例】
「70 歳未満」では、35,400 円~ 87,200 円(年収等により異なる)
「70 歳以上」では、15,000 円~ 57,600 円(年収等により異なる)
高額療養費制度は、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が「払い戻し」される仕組みです。不明な点は、当院担当にお問い合わせください。
制度の詳細につきましては京都市のWebページをご確認ください。
※あくまでモデル費用であり、実際には様々なケースがあります。
【入院期間を約7日間と想定した場合】
| 名称 | 点数 | 手術+検査金額 | 入院費 |
|---|---|---|---|
| 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)+センチネルリンパ節生検 | 28210+5000 | 332,100円 | 700,000~800,000円 |
| 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの | 42350 | 423,500円 | 800,000~900,000円 |
| 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)+センチネルリンパ節生検 | 22520+5000 | 275,200円 | 700,000~750,000円 |
※1死亡数・罹患数Long-Term Projections of Cancer Incidence and Mortality in Japan and Decomposition Analysis of Changes in Cancer Burden, 2020-2054: An Empirical Validation Approach.Cancers 2022; 14: 6076 有病数Cancer Prevalence Projections in Japan and Decomposition Analysis of Changes in Cancer Burden, 2020-2050: A Statistical Modeling Study. Cancer Epidemiol Biomarkers Prev 2023;32:1756–70
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