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研修会「地域のための病院BCP計画の策定」を開催

レポート

 令和7年12月19日に東日本大震災時に石巻赤十字病院で多くの被災者の救護に当たられた日本赤十字社医療事業推進本部・事業局救護福祉部参事監の植田信策先生を招聘して、「地域のための病院BCP計画の策定」という研修を実施しました。


 石巻赤十字病院における震災予測と震災に対応できる準備としてのBCP訓練の実際、震災時の救助活動から、当武田病院グループのBCPへの取り組みに対して多くの示唆を得ることができました。今後の目標は、各現場から問題点と対策を立てより活かせるBCPへ発展させることであり、まずは、アドバイスいただいた小単位の災害対策訓練から進めていくことです。

 また、先生の提唱されているTKB48(※)は、病院だけ留まらす避難所環境の改善が健康被害を防ぐことであり、震災発生から1年間の疾病発生率の変化等を元にした取り組みです。武田病院グループの理念とも共通するものであり、活動の目標は地域に貢献できる病院だと再認識しました。

※ TKB48とは

避難所・避難生活学会が、避難所の二次健康被害ゼロを目指して提唱された取り組みです。

T:Toilet
清潔、安全なトイレ(コンテナ―方トイレなど、水洗、照明)

K:Kitchen
暖かい食事の提供(炊き出し、キッチンカー)

B:Bed
雑魚寝防止(ベッド、ゾーニング、神職分離)

災害発生から48時間以内に避難所へ整備すること

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