武田病院グループ:保険・医療・福祉のトータルケアを提供する京都の病院

  1. トップ
  2.   >  広報・読み物
  3.   >  たけだ通信

たけだ通信 No.101 (11月発行)

武田病院グループ理事長 武田隆久

「心臓の武田」の名に恥じない循環器分野でトップレベルの医療を提供 〜整形など幅広い領域で質の向上をめざす〜

photo_rijicho.jpg【VOICE】
武田病院グループ 理事長
 武田 隆久

「心臓の武田」の名に恥じない
循環器分野でトップレベルの医療を提供
整形など幅広い領域で質の向上をめざす

がん、脳卒中、心疾患は日本人の死因の1~3位で、疾病による死亡原因のほぼ6割を占めています。なかでも不整脈及び伝導障害は年々増加しており、高齢になればなるほど死亡率が高くなっています。かねてより循環器医療に力を注ぎ、「心臓の武田」とまで呼称される当グループでは、循環器センター、不整脈治療センターを立ち上げるなど、地域で最高レベルの医療を享受できる環境づくりを行っています。今号では、特に技術・機器の進化が目覚しいカテーテル治療にスポットを当てて取り組みをご紹介します。

■最新の検査機器・治療機器を導入し低浸襲で質の高い医療を地域に還元

近年、カテーテル治療は急速に発展し、従来は薬物治療であった不整脈が根治治療できるようになったり、不安定な動脈硬化病変を血管内で安全に治療できるようになるなど、適用する疾患が飛躍的に拡大しています。

当グループの不整脈科領域においても、最新の3Dマッピング機能を持つエンサイトシステムやカルトシステムを導入し、検査・治療の精度を格段に向上させています。

このエンサイトシステムとは、微小な電流を流し、前後左右上下の3方向で電流の強さをピックアップし、身体のどの位置にカテーテルが進んでいるか解析表示するものです。もう一方のカルトシステムは、カテーテルから磁場を出し、それをセンサーでとらえ位置を把握するものです。両機器を活用し、さらに最新の3Dシステムを導入しているのは全国でも数少ない医療機関と言えます。 また、循環器内科領域においては、超音波方式のIVUSシステムに加え、光工学により従来の10倍も鮮明な血管内像が得られるOCTシステムを導入しました。従来は検知できなかった病変を発見・治療することを可能としています。

さらに血管の造影にあたっては、新たな方式として注目を浴びる炭酸ガス造影法を導入しています。これは、一般的なヨード造影剤が慢性腎臓病の方に危険なため、炭酸ガスを活用し造影するものです。当グループでは、高機能のDSA(digital subtraction angiography)装置を組み合わせることで、患者さんの負担軽減と鮮明な画像を得ることに成功しています。

また医療保険適用となったエキシマレーザーも積極的に活用しており、血管に癒着したペースメーカーのリード線を抜去したり、前述の血管内の動脈硬化病変の治療で効果を上げるなど、幅広い領域で医療の質の向上に努め、地域の患者さんに還元しています。

t-tsushin101.riji1.jpg

■国内初! コメディカル対象のカテーテルライブを開催

今や医療提供は医師だけで行われるものではありません。看護師、薬剤師、セラピストなどのコメディカルスタッフが専門性を発揮し、医師と一緒に治療を行う「チーム医療」がスタンダードとなっています。ところが、手術等で重要な役割を果たしている臨床工学技士などの研鑽の場は、まだまだ不十分と言えます。

こうしたなか当グループでは、臨床工学技士を対象としたカテーテルライブ「循環器ライブ」を開催しました。通常、ライブは医師が集まり開催されるもので、全国に先駆けた貴重な取り組みと言えます。当日は京都だけでなく、滋賀や大阪など近畿圏の医療機関から臨床工学技士ら多くのコメディカルスタッフが集まり、積極的に意見交換を行いました。

t-tsushin101.riji2.png心疾患に携わる医療者には、「ハートチーム」という言葉があります。これは心と臓器の心臓を意味するハートにちなみ、他科を含む勤務医、コメディカル、そして地域の開業医の先生方、在宅ケアスタッフをも含んだ、広義のチームで1人の患者さんに対応していこうという考えです。

武田病院グループの基本方針である「ブリッジ・ザ・ギャップス(橋をかけよう)」もまさにこれと重なります。あらためて、患者さんのために全ての関わる方の架け橋となるよう思いやりの心を持ってまい進してまいります。

前の記事 一覧を見る 次の記事

Copyright © 2014 Takeda Hospital Group. All rights reserved.