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キッチン探訪

栄養価の高い食材や、旬の食材を使った体に良いレシピを紹介します。 どれもご自宅で簡単に作れるよう工夫しておりますのえ、是非お試しください!

※医師やスタッフの肩書き/氏名は掲載時点のものであり、現在は変わっている可能性があります。

2012.11.01 しっかり噛んで、健康増進!!/たけだ通信101号より

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タケダメディカルフーズサプライセンター
 副主任 市川 菜々


皆さんは、1回の食事にどの位の時間をかけておられますか?

栄養指導などの場面でこの質問をすると、驚くことに「10~15分」!というお答えをいただくことが多いです。

満腹中枢が働き出すのが食事を始めてから約20分以上であることは、ご存知の方も多いのではないでしょうか。ということは、やはり20分以上時間をかけて食事をしないと、満足感が得られないように思います。1回の食事での噛む回数は、概ね1500回以上が理想とされています。

現代では、料理の内容も、柔らかい物が好まれるようになってきているため、1回の食事で噛む回数の平均が630回というデータもあります。理想の1/2以下です!あまり噛まずに簡単に飲み込んでしまうことは、食事を味わう点においても、食事量が増えてしまう一因になる点においても、好ましいことではありません。

日本は、肉や野菜において素材の品種改良により、そのおいしさは世界トップレベルです。これらの食材を味わわずに飲み込むのはもったいないと思いませんか? 今一度、料理を口にいれてから、20~30回噛んでみましょう!!

きっと、食事時間も長くなり、改めて料理のおいしさを感じるきっかけになるはずです。

■噛むことの効用
生活習慣病予防(食べすぎを防ぐ)
消化を助ける
脳を活性化する
虫歯・歯周病予防
顔の表情を良くする、小顔効果

■噛む回数を増やす工夫
食物繊維の多い、野菜などの噛みごたえのある食材を選ぶ
食材は乱切りにするなど大きめに切る
噛みごたえが増すように複数の食材を組み合わせる
噛めば味が出る、乾物(切干大根、干ししいたけなど)を使用する

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タケダメディカルフーズサプライセンターは、武田病院グループの給食センターです
kenko.kitchen.1211_3.jpgグループ内のほぼ全ての施設に食事の提供を行っており、1日あたりの調理食数は、最大で1万食に対応することが可能です。
徹底した衛生管理や、安全性の向上はもちろんのこと、患者さんや介護福祉施設に入居されている利用者の方々にお届けする食事の満足度を追求し、日々「喜んでいただける食事」の提供にむけて取り組んでおります。
また、今後は在宅へ向けての食事提供を目指し、現在やわらか食の開発を実施しています!

 

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