武田病院グループ:保険・医療・福祉のトータルケアを提供する京都の病院

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たけだ通信 No.94 (3月発行)

武田病院グループ理事長 武田隆久

武田病院グループ 環境負荷低減への取り組み

photo_rijicho.jpg【VOICE】
武田病院グループ 理事長
 武田 隆久

武田病院グループ
環境負荷低減への取り組み

今や環境負荷低減は、一般企業だけでなく病院、介護施設も積極的に取り組むことが求められています。
武田病院グループでは、既に14施設が環境ISOで認証され、現在ではISOの自己宣言への移行を果たしています。これからは、当病院グループならではの「環境負荷低減」と「医療・介護の質」のあり方を追求していきます。

求められる医療・介護の環境負荷低減

21世紀は「環境の世紀」といわれ、人類最大の課題である地球環境問題について、世界的規模での対応が迫られています。日本も1997年の地球温暖化防止京都会議(COP3)で、2008年から2012年までの5年間のうちに、二酸化炭素を始めとする温室効果ガスの排出量を1990年対比で6%削減するという数値目標が課せられました。

しかし、日本の現状は京都議定書にはほど遠く、温室効果ガスは逆に年々増加の一途をたどっており、国を挙げての緊急的な対応に迫られています。これは何も一般企業だけの話ではありません。これまで、取り組みが比較的遅れていた「医療」や「介護」分野においても、環境負荷の低減について積極的に取り組むことが求められているのです。

武田病院グループでは、武田病院健診センターが医療分野での先駆けとして1997年12月に"ISO14001"(環境ISO)を認証しました。これを皮切りに、毎年、認証施設(2007年度には14施設で認証済)を拡大しながら各施設で目的を設定。年々増加傾向にある電気、ガスを中心としたエネルギー消費量の削減や廃棄物削減等を推進しています。特に施設の新築や増改築の場合には、天然ガスコージェネレーションシステムを導入し、さらに環境負荷への削減を推進しています。

また同時に、エネルギー(電力と水)の二重化供給を始め、災害に備え、一方薬品の漏洩防止や物品の転倒防止など、様々な安全対策を講じています。

CO2排出量の削減
康生会でマイナス8.1%、医仁会でマイナス8.5%

t-tsushin94.riji1.png当グループ施設では、発電に伴う熱エネルギーの有効活用として1995年から天然ガスコージェネレーションシステム(CGS)を積極的に導入しています。医仁会武田総合病院(CGS400kw)をはじめ、各病院、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム等の13施設にCGSを設置し、空調や給湯、人工透析液の熱源として発電に伴う排熱を利用し、エネルギー利用効率の改善を図っています。

また、2007年度には、宇治武田病院、特別養護老人ホームヴィラ鳳凰、タケダメディカルフーズサプライセンター(セントラルキッチン)、看護師寮の4施設の新築に合わせ、防災認定の200kw2台のCGSと10tの給湯タンクを中心に設置しました。これにより独立した4施設の電気・ガス・水(給湯)の供給系統を統一し、エネルギー効率の改善を図りました。電力・ガス消費量に伴う2004年度対比の2007年度二酸化炭素排出量削減率は康生会全体でマイナス8.1%、医仁会全体でマイナス8.5%を達成致しました。

このほか保有車輌では、シャトルバスを始め2台の天然ガス燃料車、ハイブリッド車を運用しているほか、訪問看護・介護ステーションでは原付バイクの運用から環境にやさしい電気自転車(26台)の導入を優先し、エコ運転活動を実施しています。

t-tsushin94.riji2.pngシステムの定着化を受け
ISO自己宣言へシフト

当グループでは、目標とした施設全てでISO14001の認証が完了したこと、さらに10年のシステム運用により多くの目標が達成され、システムが定着したこと等から、現状の活動を継続させながら認証取得を返上し、「自己宣言」による活動に移行しました。これにより、認証済み施設に止まらず、グループ全体で「エネルギー管理」「廃棄物の減量」「遵法性の確認」「緊急時対応等」などの必要なシステムを徐々に拡大・構築していきます。

今後も当グループでは、医療・環境のあり方を見据え、医療におけるスタッフの意欲の向上と地域における環境活動の推進、年々増加するエネルギー消費量の削減を最重要課題とし、基本方針「地球にやさしい環境づくり」のもと、地域の環境活動へ貢献し、地球環境保全に対する社会的責任を積極的に果たしてまいります。

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