たけだ通信 No.124

武田病院グループが発行する情報誌です。 グループの活動報告や各施設からのインフォメーションの他、インタビューや健康に関する記事等、充実の内容です。


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「治す医療」から「治し支える医療」へシフト地域完結型の連携による救急医療、再入院を防ぐ高齢者がどんどん増えて社会構造が変化していく中、軽症例が比較的多いとされる高齢者の救急医療の見直しが議論されています。一方で、高齢になるに従い、たとえ軽症や中等症で救急搬送されたとしても、患者さんは様々な程度の病気を同時に抱えているので、年齢や病状で線引きをすることは困難です。従って、複数の診療科のもとで治療され、速やかにご自宅・施設に戻っていただく体制づくりの議論が同時に必要です。入院早々からの退院に向けたリハビリも大事となるでしょう。また、普段はかかりつけ医で診ていただき、本当に必要な時だけに救急対応し、連携して病気の悪化を防ぐという仕組みも必要だと思います。この「治す」だけでなく、地域で「治し支える」体制の議論がこれから新しい地域医療構想の中で進められ、これまで回復期とされた機能区分に加えて、高齢者の急性期対応も包含した仕組みが提案されるでしょう。我々急性期病院はこうした動きを踏まえて新しい仕組みづくりを進め、今後の医療ニーズに応えていかないといけません。とは言え、ただちに新しい体制がつくれる訳はなく、これまでの病院機能を暫くは保ち、必要な仕組みを加減しながら機能変換していくことが現実的でしょう。例えば、救急搬送後に安全管理の必要度は低くても、このままご自宅に戻すのはちょっと困難かな、再搬送になるかなと心配する高齢者にしばしば遭遇します。このような場合、自宅での安全が完全担保できる治療と療養の段取りを行うといった短期の支援入院を考えることも必要になるかもしれません。再度の救急搬送が生じないよう、地域と共に様々な予防手立てを講じることは当院の新たな役割だと思っています。武田病院院長武田純地域医療支援病院・在宅療養後方支援病院武田病院24時間救急体制PSCコア施設内科・外科・脳神経外科・循環器内科・心臓血管外科総病床数374床ICU・CCU8床、SCU9床、HCU4床、開放型病床15床、血液透析ベッド20床、地域包括ケア病床44床救急受入件数年間約5200件(入院率:平均約41%)07TAKEDA


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