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救急救命の現場では「高齢者」「中等症・軽症」の搬送比率が全国的に増大し大きな社会問題となっています。「治し支える医療」へと医療施策がシフトするなか、京都の救急医療の一翼を担う武田病院グループでは、従前から24時間365日の救急体制を複数診療科で実践、一方では在宅での不要な救急搬送を減らすべく、夜間往診対応や在宅医療・介護にも力を注いでいます。武田病院グループ高齢者救急の対応柱に置くべきは、高齢者救急の優しさと支え合う社会づくりと安全安心な医療の提供当院では、内科・外科・脳神経外科・循環器内科・産婦人科・小児科の6診療科で24時間体制の救急医療を提供しています。特に救急搬送の受け入れにおける入院率は50%を超え、当院では入院加療が必要な多くの重症例に対応していると思います。今、高齢者の救急対応が社会的課題とされていますが、私は社会全体が「各論」と「総論」を混同したまま議論しているのではないかと懸念しています。例えば、「どこどこで受け入れのキャパシティーが一杯になっている」「不要な救急要請が増加している」といった話はあくまで各論であって、まずは柱とする姿勢がどうあるべきかが大切だと思うのです。ミクロな部分に焦点をあて過ぎて厳しい仕組みを構築していくならば、それはギチギチとした冷たい社会になってしまうと思います。特に高齢者は急変しやすく、独居の方や高齢者のふたり暮らしの方も多くいらっしゃいます。不安・恐怖を感じていることを考えてあげて欲しいですね。病院は対応が可能であれば精一杯救急対応し、その後、退院できる方はきっちりと地域の医療機関に帰してあげる。ひとり暮らしとかご夫婦ふたりとか、そういう病気に不安な高齢の患者さんについては、在宅サービスや行政と連携し地域全体で守る、そうした社会をつくることだと思います。武田総合病院は日々地域の中核病院として、周辺の先生方と連携し、その役割を果たしていく考えです。救急医療の現場は予期しない事態が起こり得ます。患者さんの急変や時には医療事故も起こり得ます。当院では安全安心な医療の提供を最優先に取り組んでおり、患者さんにご納得いただける説明を常に心がけています。武田総合病院院長一山智地域医療支援病院・在宅療養後方支援病院武田総合病院24時間救急体制PSCコア施設内科・外科・脳神経外科・循環器内科・小児科・産婦人科総病床数490床ICU・CCU4床、SCU6床、HCU4床、回復期リハビリテーション病棟34床、血液透析ベッド42床救急受入件数年間約4500件(入院率:平均約56%)06TAKEDA