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ヴィラ城陽

郷土料理フェア

5月31日の行事食

 今日は京都府の「郷土料理フェア」でした。若狭湾に面する丹後半島では、サバがよくとれ、古くから大衆魚として親しまれていました。冷蔵技術が発達していなかった時代、サバは鮮度が落ちるのが速いこともあり、塩漬けにしたり、焼くことも保存方法の一つでした。魚介類を若狭湾から都(京都)へと運ぶためのルート、鯖街道周辺では、焼きサバを用いた郷土料理も多いです。ばらずしもそんな焼きサバを用いた郷土料理で、おぼろ状にしたサバや色とりどりの具材をのせてつくるのが特徴です。今回は上の具材を混ぜ込んで食べやすく散らし寿司にしました。
 京都が発祥とされている「にしんそば」。 その歴史は古く、明治時代にまでさかのぼります。にしんそばを発案したのは「松葉」2代目の松野与三吉。京都の人々の大事なタンパク源である「身欠きにしん」をなんとか蕎麦と合わせることはできないかと考え、試行錯誤を重ねた結果「にしんそば」が完成しました。京都ならではの上品なお出汁に身欠きにしんの脂が溶け出して独特の深いコクを生み出し、甘辛いにしんの身が淡泊な味わいの蕎麦とよく合って、上品な味わいとなっています。
 皆さまも「京都にこんなに郷土料理があったんだな」「久しぶりやわ」等話されていました。次回の行事食も楽しみですね。
 

お品書き
・鯖散らし寿司
・にしんそば
・茄子の田楽
・黒豆煮
・蕪漬

5月31日の行事食