鳳凰
(オレンジデイサービス)文化祭作品制作
地元愛あふれる作品づくり ― フェルトでつくるおうじちゃまと うーちゃ
秋の一大イベントである「文化祭」に展示する作品をご利用者と一緒に宇治の人気ご当地ゆるキャラ チャチャ王国のおうじちゃま と うーちゃ をモチーフにした、色鮮やかな フェルト貼り絵 に挑戦しました。
職員が書いた下絵にフェルトを使った貼り絵作業に取り組まれました。フェルトは柔らかく手触りもよいため、高齢の方でも扱いやすい素材です。
ご利用者は、キャラクターの色に合わせてフェルトの色を選んだり、はさみを使って小さく切ったりと、集中した表情で取り組まれていました。
「この緑はおうじちゃまの衣装にぴったりね」
「細かいところは小さく切るわ」
と、自然に助け合う姿も多く見られ、作品づくりを通して会話が広がっていくのが印象的でした。
貼る部分が増えていくにつれ、キャラクターの輪郭や表情が浮かび上がってきます。
「こうやって出来上がるのを見ると嬉しいねぇ」
と、皆さまの笑顔がこぼれ、完成へ向けてさらに意欲が高まっているご様子でした。
細かなパーツの仕上げでは、「ここは私がやるよ」「その色もう少しちょうだい」と、自然と役割分担が生まれ、チームワークの良さが際立ちました。
フェルト貼り絵は手指の運動にもなりますし、色を選ぶことで脳の活性化にもつながります。何より、皆さまが会話をしながら楽しんで作業しておられる姿がとても印象的でした。
作品が完成し、チャチャ王国のおうじちゃま と うーちゃが色鮮やかに生き生きと輝いています。
細かな部分まで丁寧に作られた貼り絵は、みなさまの思いがたくさんつまった力作となりました。
静かな筆に光をのせて 〜書道〜
書道作品として「光る君」を書き上げました。
一筆一筆に力がこもり、清らかで凛とした文字に仕上がっています。「光る君」という言葉には、源氏物語の主人公“光源氏”を思わせる気品や、優しく周囲を照らす存在という意味も込められています。
ご利用者は、心を落ち着けながら筆を運び、文字の形やバランスを丁寧に整えられていました。完成した作品からは、みなさまの想いと集中した時間の美しさが感じられました。