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武田病院グループ専務理事医療法人財団康生会理事長武田隆司Well-Agingこの執筆を始めた現在は選挙期間真っ盛りであり窓の外から街宣車の大音量が聞こえて来る。この号が発刊される頃にはすでに結果が出ているはずだ。近年は日本国を没落の道へと導いた入国管理関連の諸問題や野放図な他国への不動産売却許可、重罪を犯す不良外国人の相次ぐ不起訴など日本人が自国に自信が持てなくなるような酷い対外政策が続いてきた。また財務省を始めとするTaxEater主導で続けられた天井知らずの増税政策は国民の可処分所得を年々引き下げ、医療費削減に至ってはすでに限界を突破し医療崩壊がすぐそこに迫っている。端的に言うと近年の国家運営は、国民の希望の芽を摘み日本の国力を引き下げる方向にベクトルが向かっていた。ここまで書いておいてなんだがこれ以上政治的な内容を書いてしまうと、オールドメディアによる異常な偏向報道を始めとして全方位に毒を吐き散らしてしまいかねない。吐いた直後はスッキリしそうな気もするが人として失うものが多くなりそうだし、今回からはショートエッセイになり文字数制限も厳しくなったのでやめておこう。私ごとだが四半世紀も前より主催してきた格闘技道場も、自身が還暦を越えてしまったこともあり最近は知人と集まって武道ベースの体操教室的なものに様変わりしている。会議室にマットを敷いて始めた黎明期から常設道場を構えてプロ選手も参加していた時代もありその全てが懐かしい。個人的に「老化は尻から」と思っているので、特に体幹と下半身の強化を意識した指導を行っており恐らく同世代には地味にキツいはずだ。最近は耳にする機会も多くなった「フレイル」とは2014年に提唱された比較的新しい概念であり、加齢による身体・精神・社会的機能の低下により健康と要介護の間に位置する状態のことを指し65歳以上の1割が該当する。つまり還暦が近づいた人は意識的に運動量を増やし食事に気をつけ社会活動に参加する必要がある。ところで寿命には二つの考え方がある。平均寿命とは亡くなるまでの年数を指すもので、健康寿命とは介護や制限を必要な期間を含まない年数のことを指す。統計によると平均寿命は男性81歳・女性87歳に対して、健康寿命は男性73歳・女性75歳とのことだ。(2022年調べ)この約10年の差をいかに埋めるかが今後の私達世代にとって避けられない問題となる。運動とは習慣なのだが日頃からしない方が始めるキッカケは意外と難しいのかもしれない。「ミルクとバナナを飲み込んだらサーフパンツとタオルを持って道場に行け」昔読んだブラジリアン柔術の本に書いてあった言葉だが的を射ていると思う。「時間がない」とか「あちこち痛い」とか言って先送りしているうちに健康寿命は縮まってしまう。だったらいつやるの?答えは一つだ。17TAKEDA