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現実課題に立ち向かいより良い未来の選択につなげていく日本社会は今、新たな転換期に立っています。2040年代前半には団塊ジュニア世代が65歳以上の高齢者となり、高齢者人口がピーク(約3950万人)を迎えます。医療・介護のサービス需要もさらに増加しますが、若年世代は減少するので、この需給ギャップが加速するでしょう。これには地域差も大きく発生し、「若者を吸収しながら老いていく東京圏と支え手を失う地方圏」との予測がなされています。今、我々は何をなすべきなのでしょうか。本年6月実施の「2026年診療報酬改定」では、大きな動きがありました。賃上げとして+1.7%、物価高への対応として+0.76%、このほか食料・光熱水分として+0.09%、さらには令和6年度改定以降の経営環境の悪化を踏まえた緊急対応分として+0.44%というトータルでは+3.09%です。薬価の下げも含めても+2.22%の30年ぶりの大幅な改定です。2年前の実質マイナス改定と比較すると大きな変化を感じます。ただ、その本質は、病院の企業努力を厳しく求めるもので、決して「すべての病院の救済」を国がしてくれた訳ではありません。2040年頃を見据えた新たな地域医療構想に基づいた、医療機関の機能の分化・連携と地域における医療の確保、地域包括ケアシステムの推進という方針のもと、様々なハードルが設定され、さらなる効率化と提供するサービスの質の向上を求める改定と言えます。この実現の切り札として期待されているのが「医療DX」の推進です。2026年診療報酬改定では、様々な新設加算が設定されるなど、大きな評価が行われました。我々、武田病院グループも医療DXには特に力を注いでおり、DXによる効率化はもちろん、本来の目的である医療の質の向上に向けて多くの成果を積んできています。こうした成果は客観京都を舞台に医療者が「あるべき未来」を追究京都国際会館で第76回日本病院学会を開催2026年7月2日・3日、一般社団法人日本病院会主催の「第76回日本病院学会」が京都国際会館で開催されます。京都での開催は28年振りとなる2回目で、学会長を務めるのは武田病院グループの武田隆久理事長(日本病院学会常任理事・京都府支部長)です。掲げられたテーマは「Re:start未来の医療に向けた選択」です。日本社会が大きな転換期を迎えるなか、これまでの医療の在り方を問い直し、あるべき「未来」を考える学術大会です。京都という伝統と革新の共存するまちで、新たなビジョンを議論することは、非常に大きな意味を持つものと考えられています。※一般社団法人日本病院会は1951年に設立された日本の病院の全ての経営主体が参加する会員組織です(加盟2,582病院)。病院の向上発展とその使命遂行を図り、社会の福祉増進に寄与することを目的に活動を続けています。14TAKEDA