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武田病院グループ方向性の推進DX非常に厳しい経営状況が続く医療・介護業界。解決の切り札と言われるのがDXです。実際、どのような取り組みが行われているのか、武田理事長と職員が語ります。武田病院グループでは様々なDX化が進められています。その目指すところを教えてください。武田業務効率を上げるというDXの主旨はその通りですが、効率化ばかりを追求するのでは意味がありません。「質」と「安全性」の向上を一番に置くことが重要です。その上で、業務をサマリー化し、そこから省力化して生まれた時間で患者さんに接するなど、他の重要な業務を行うのが理想形だと考えています。西村機械やAIに向いた業務は任せ、温もりが必要な部分は人間が対応する、ということですね。これを進めることがDXのゴールラインでしょうか。武田スタッフは他にやるべき重要な業務があるという意味でDX化は、ゴールラインではなくスタートラインと捉えるという認識が重要です。取り組まれたDXでは、具体的にどのような成果が出ているのでしょう?大木病院の一例ですが、データ入力や転記、情報収集やレポートなどの定型業務を自動的化するRPAの活用で月600時間超の削減効果を発揮しています。西村健診では胸部や乳房X線画像などのAIによる読影支援でも大きな効果をあげています。大木介護分野では、AI音声入力やデータ連携、見守り支援や転倒リスク・認知機能評価サービスなどで、月2300時間もの効率化につながっています。武田介護・福祉分野の方が遙かに進んでいるね。西村記録・プラン・請求など業務をクラウドで行うサービスが定着しており、特に連携面で障害が少ないため、DXが進みやすいと考えられます。大木逆に医療は、サーバーやネットワークを自施設で管理するオンプレミス環境でIT化が進んできたため、当グループに限らずプログラムの相互連携の難しさが大きな課題と言えます。西村例えば、クラウド環境に変えようとすれば莫大なコストが発生します。そこで健診センターをはじめ当グループで導入が進むNOBORIによる連携を考えています。NOBORIは、受診される方が自分の健康データを管理するPHR(PersonalHealthRecord)アプリケーションですね。西村そうです。グループ施設はもちろん、外部の医療機関であっても診察室のPCにNOBORIを呼び出せます。異なるシステム間の効果的な連携方法として、患者サポートセンターと一緒に、開業医の先生方にこれを周知し広めていこうと考えています。お話を伺うに、統一規格の整備などDXを主導する側の取り組みが不足しているように感じます。大木PHRの規格もバラバラですし、電子カルテもHL7というデータ連携の国際規格しかありません。武田そうしたところは事業者任せにせず、国がちゃんと音頭取りをすべきところでしょう。02TAKEDA