武田病院グループ年報2022 第34巻
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52シーメンス AXIOM Artis zee BA Twin Biplane、FPD  平成24年6月大口径(長方形)FPD(29.6cm×38.2cm)を前後左右に搭載し、頭頸部・体幹部・四肢部と様々な部位で大視野かつ高精細な収集画像を提供することができ、オールマイティな検査や治療が可能となった装置です。画像表示は最新56インチモニタにて大画面に描出でき、治療の高度化による多種多様な情報を、3Dなど様々なレイアウトコンビネーションにより術者に効率よく提供できます。武田総合病院キヤノンメディカルシステムズ Alphenix Dual plane 平成3年8月循環器用 心臓アンギオシステムを更新しました。武田病院と同様の装置になりますが、武田総合病院ではX線管を2つ搭載されたデュアルプレーン装置に更新しました。各々のX線管を自由に動かせ、汎用性が高く、循環器のみならず腹部や脳血管への使用も可能であり、様々なニーズの両立できる装置です。画像解像度も最新鋭の装置は高く、大幅な被ばく低減も可能となっています。被ばく線量についても可視化できるシステムを使用しているため患者様の負担軽減を担っています。武田総合病院東芝 Infinix Celeve―i Biplane、FPD 平成23年1月脳や肝臓など様々な臓器の撮影、治療を行う装置です。FPDというデジタルセンサーでX線を画像化し、最新の画像処理ソフトと合わせ、従来型に比べ少ない放射線で鮮明な画像が得られます。また体の前後と左右方向を同時に撮影できるため、検査時間の短縮や造影剤の減量が図れます。また3次元的に画像構成し病変を立体的に観察することが可能です。武田病院メディキット OSAポンプ SIP―3000 令和元年12月心カテ治療デバイス用機器ダイヤモンドバックコンソール(心カテ治療デバイス用機器)病変部360°で治療可能な設計となっており、治療中も常に血流が保たれ、熱損傷を抑えることが可能。またデバイスは1種類でさまざまな径(2.5mm〜4.0mm)の血管治療が可能。放射線治療宇治武田病院アキュレイ トモセラピー・ラディザクト 平成31年4月主な用途として頭頸部がんや食道がん、子宮頚がん、前立腺がんを中心とした固形がん全般の高精度の放射線治療を行います。トモセラピー・ラディザクトは治療前に毎回CTを撮影し、治療部位の確認をした上で放射線治療を行います。今回導入した装置は前機種に比べCT撮影速度が34%、放射線治療速度が18%速くなり患者様の負担を軽減する事が可能になりました。従来の位置照合に加えCT画像からの線量分布の確認ができる機能を有し常に最適な治療が行えます。またベッドを支えるカウチキャッチャーが備え付けられこれまで以上の精度の高い放射線治療が実施できるようになりました。DR―乳房撮影装置武田病院健診センターキヤノンメディカルシステムズ MGU―1000D/NS (Peruru Dgital) 平成31年4月宇治武田病院キヤノンメディカルシステムズ MGU―1000D/NS (Peruru Dgital) 平成31年4月武田総合病院キヤノンメディカルシステムズ MGU―1000D/NS (Peruru Dgital) 令和2年3月山科武田ラクトクリニック・ラクト健診センター富士フイルムメディカル AMULET Innovality system 令和2年2月CR装置からDR装置へとシステムの更新を行いました。旧CR装置と比べてDR装置では線量低減、コントラストの向上、空間分解能の向上また適切なターゲット・フィルタが選択されます。以上のことからDR卓越したX線透過能力と高感度性によって「高速」「安全」「高品質」等の全性能を最大化した医療サービスを患者様に提供することができるようになりました。

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