武田病院グループ年報2022 第34巻
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51MRI宇治武田病院 平成28年5月武田総合病院 平成27年2月シーメンス MAGNETOM Skyra 3.0T静音撮像や多断面同時励起技術、静音撮像や金属アーチファクト抑制など、最新アプリケーションを搭載した3テスラ最新MRI装置です。多断面同時励起技術により従来、長時間を要していたDTI検査が、より短い時間で可能となります。また、整形領域に特化した多チャンネルコイル導入により、高精細画像が必要な手関節・肩関節においても、従来よりも短時間での撮像が可能です。さらに最新のマッピング技術により関節軟骨病変の早期診断が行えます。高磁場による高い信号雑音比により手、足など小さな部位や3T装置の画像の歪・ムラや騒音などの多くの欠点が改善され苦手としていた腹部などもきれいな画像を提供できます。また心臓MRIでは心筋生存能診断も行えます。梶井町放射線診断科クリニックフィリップス Achieva 3.0T Quasar d Stream Up Grade 令和2年9月最新鋭の3.0T(テスラ)MRIに更新しました。従来の3.0Tの画質をさらに飛躍させるMRI業界最新のデジタルコイルを導入しました。このコイルを使えば、鮮明な画像をより短時間で収集でき患者様の負担を軽減します。また、高分解能撮像が可能であり、頭部のみならず整形の関節撮像にも大いに力を発揮します。そして、検査部位によっては従来よりも短時間で検査することも可能なので、患者様にやさしく臨床性能を高めたMRI装置といえます。CT武田病院東芝 Aquilion ONE NATURE 320列 平成29年9月一度に160mmの幅で撮影できる320列の検出器(エリアディテクター)を搭載しており、脳や心臓などの臓器全体を1回転で撮影する事が出来ます。そのためX線の被曝量や造影剤の使用量を大幅に低減する事が可能です。また、臓器や関節の動きなども可視化することが出来ます。武田総合病院東芝 Aquilion ONE ViSION 320列 平成25年3月CT装置は列数が多いほど一度に広範囲が撮影できます。本器は一回転のスキャンは最短0.275秒で160mmの範囲が撮影出来ます。脳や心臓では一回転で全体が撮影できるため、何回転も撮影しなければいけない従来型に比べて被ばく線量や造影剤量を減らすことができ、不整脈(時間的なズレ)などが解消されるため高精度な画像が撮影できます。また、麻酔を行わなくても撮影でき、乳幼児の検査にも有効です。梶井町放射線科診断クリニック キヤノンメディカルシステムズ Aquilion Lightning Helios Edition 80列 平成31年4月80列160スライスの高分解能、低被曝、軽快なワークフローを実現した機種。圧迫感の少ない780mm大口径、0.5mm×80列の高速ヘリカルスキャンによる息止め時間の短縮、スキャン同時並行画像再構成など最新のエックス線CT装置です。PET―CT 武田病院シーメンス True Point Biograph16 16列・TrueV 平成23年8月PETとCTが合体した装置です。PETには高感度・高分解能型検出器が搭載され、微小な病巣検出において優れた性能を発揮し、また検出器リングを増やすこと(TrueV)で一度に撮影できる範囲が大きくなり、検査時間が短く、患者様の負担も軽減されます。CTにおいても被ばく低減機構(CARE Dose 4D)により、従来よりも少ないX線で撮影が可能です。血管撮影装置武田病院キヤノンメディカルシステムズ Alphenix Core+ 令和3年5月循環器用 心臓アンギオシステムを更新しました。最新鋭の当診断装置は、画像解像度が飛躍的に上がり、問題とされる放射線被ばくも大幅に低減できます。また、心臓の血管のみならず足の血管(末梢血管)の診断や治療にも幅広く対応できます。放射線被ばくについては、放射線が照射された部位を人体の3Dモデルにリアルタイムでカラー表示できるシステムを利用しています。積算される被ばく線量が視覚化できるため、患者様の被ばくに注視しながら負担をよりいっそう軽減できるよう医療スタッフは尽力しています。■ 主要な医療機器の特徴

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