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2018.06.28 京都新聞朝刊 医療のページ 武田病院 院長 武田 純 「糖尿病の原因」

※医師やスタッフの肩書き/氏名は掲載時点でのものであり、現在は変わっている可能性があります。


糖尿病の原因

大半が2型、初期段階で改善を 

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武田病院 院長 武田 純

糖尿病とインスリンの関係について。

人間が活動するために最も重要で効率の良いエネルギー源は炭水化物に含まれるブドウ糖です。血液中に吸収されたブドウ糖を各臓器へ取り込ませていく最初の役割を担っているのが、膵臓(すいぞう)から分泌されるインスリンです。糖尿病はインスリンが出なくなる、あるいは各臓器へ効きにくくなることで、体にとって必要なブドウ糖を上手に使えない状態です。また高血糖が全身を巡っていくときに、血管や臓器を傷つけることで合併症といわれるさまざまな健康障害を引き起こします。

1型と2型について。

1型糖尿病の原因は明らかになっていませんが、ウイルス感染や免疫異常によってインスリンが全く出なくなります。発症数は少ないですが、急激に進むため早急な治療が必要です。日本人の大半は2型糖尿病です。初期症状は全くなく緩やかに進行し、喉の渇き、夜間の尿意、体重減少、体の疲れなどの症状が少しずつ出てきます。境界型(予備軍)の間に健康診断で見つかることも多く、初期段階で生活習慣の改善を行えば合併症を防ぐことが可能です。

気を付けることは。

日本人は欧米人とは違い、もともとインスリンが出にくい体質です。食生活の欧米化でインスリン分泌量が追いつかなくなり、ストレスや生活リズムの変化などの要因が加わって発症が増えます。特定健診などで早期発見に努め、個々の体質に合わせた治療や生活習慣の改善を行うことが大切です。また、糖尿病の方はがんになりやすい体質でもあり、患者の4割ががんで亡くなっています。糖尿病には遺伝が関係しており、祖父母や両親などに病気があると特に注意が必要です。

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