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十条武田リハビリテーション病院の新着情報

2014.02.24 「第1回地域医療連携カンファレンス」が開催されました

■開業医の先生方と十条武田リハビリテーション病院
最新医療情報や治療法について研修

report_j140224_1.jpg京都市南部地域の開業医の先生と、十条武田リハビリテーション病院の医師ら医療従事者が、最新の医療情報を共有、連携と交流を深めるため、同院では初めての「第1回地域医療連携カンファレンス」(下京西部・東部医師会、バイエル薬品株式会社共催、十条武田リハビリテーション病院後援)が2月15日、京都市下京区のリーガロイヤルホテル京都で開かれました。

report_j140224_2.jpg下京西、東部医師会の開業医の先生や医療関係者50人が出席、開会に際して若林詔同院院長から、十条武田リハビリテーション病院において、4人のリウマチ専門医を配するなど、一般病院では初めてとされる充実した「リウマチセンター」の新たな立ち上げなど、内科、外科分野、特に60人体制を敷くリハビリスタッフの充実についての紹介とともに、「この医療連携カンファレンスを通して、地域住民の健康増進と、要支援、介護者の社会復帰のために研修を深めていただきたいと思います」と挨拶がありました。
(左 十条武田リハビリテーション病院 若林詔 院長)

report_j140224_4.jpg第1部最初の症例検討では、大森医院の大森浩二院長が座長を務められ、十条武田report_j140224_3.jpgリハビリテーション病院副院長の真多俊博・人工関節センター長が『人工関節の実際』のテーマで、近年の人工関節治療法や素材の進歩によって、人工股関節の場合には1度の手術によって90%以上の人が10年、70%の人が20年も再手術の必要がなくなった点や、人口膝関節ではさらに好成績を収めている点を強調。また、手術室など院内での感染防止のため、清浄空気の送入やフィルターで塵埃をシャットアウトするクリーンルームや、通称"宇宙服"の画像を示しながら手技の実際を報告しました。

(左 大森医院 大森浩二院長)
(右 十条武田リハビリテーション病院 真多俊博副院長)


真多センター長は、人工股関節、膝関節患者の症例を挙げ、手術直後からリハビリに取り組んでいる患者さんの実際も紹介、「これまでに最高96歳の方への手術を行うなど、ADL(日常生活)ができなくなった、あるいはADLを取り返したいと願っている方は、幾つになっても実施できます。特に若い人では、薬などの使用や我慢しているケースが多く、人工関節への移行によって1日も早く日常を取り戻されることをお勧めします」と結びました。

report_j140224_5.jpg2題目は駒野有希子リウマチセンター医長が、『両下腿浮腫、点状紫斑を呈した高齢発症関節リウマチの1例』と題して発表。近医から紹介のあった「73歳女性、関節リウマチを含む膠原病が疑われ当院入院」の症例について、「70歳以上の関節リウマチ(RA)患者の場合、生物学的製剤など強い薬物治療を拒否されるケースが多く、医師も非積極治療を行うことも選択しがちですが、RAは発症2、3年で進行することが証明されており、早い段階での積極的治療への移行が求められます」と強調しました。

駒野有希子リウマチセンター医長

第2部は小笠原クリニックの小笠原宏行院長を座長に、『治療コンプライアンス不良により、近医通院と当院入退院を繰り返した若年発症2型糖尿病の1例』をテーマに、西野和義糖尿病センター長(副院長)が、家族歴があり、中学時代に糖尿病を発症したのに、治療中断などを繰り返した症例について、医師の関わり方の困難さについて訴えました。また、小川美歌・リハビリテーション科副部長は、『京都医療園での在宅に向けて~最新回復期リハビリ医療』について、脳卒中や外傷、廃用症候群の患者様への最新リハビリテーションについて、ロボットスーツ(HAL)など補助器具や、リハビリスタッフの明るく献身的な患者様との接し方について述べました。

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(左 小笠原クリニック 小笠原宏行院長)
(中 西野和義糖尿病センター長(副院長))
(右 小川美歌 リハビリテーション科副部長)


report_j140224_9.jpg特別講演として、久留米大学医学部糖尿病血合併症・治療学教授の山岸昌一先生が、『糖尿病における積極的脂質管理の意義~AGEsを標的とした新しい考え方』と題して、糖尿病と生活習慣の関わりの中でも、AGEs(advanced glycation endproducts 終末糖化産物)とコレステロール(LDL)について、教授が国際会議などで発表された最新情報を報告しました。

(左 久留米大学医学部糖尿病血合併症・治療学教授 山岸昌一先生)


山岸教授は、「AGEsは、老化現象を引き起こす原因物質の1つと考えられ、体内の糖濃度が高い状態になる糖尿病の場合、通常よりも早いスピードでAGEs蓄積が起こります。また、AGEsにより腎臓や脳、心臓、目などの症状を引き起こすこともわかっており、焦げた肉、ファーストフードなど油で揚げる物など、実は口から摂取した食品に由来していると考えられ、留意が必要です」と強調しました。

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