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十条武田リハビリテーション病院の新着情報

2014.03.15 第10回「よみうり京都健康講座」を開催しました

■第10回よみうり京都健康講座『関節リウマチ治療の現状と将来』
十条武田リハビリテーション病院リウマチ科が治る病気へ挑戦

report_j140315_2.jpg日常生活動作能力などに影響の大きい関節リウマチに対して、昨report_j140315_1.jpg年末に「リウマチセンター」を開設、医療・リハビリスタッフの充実を図っている十条武田リハビリテーション病院の担当医が3月9日、京都市下京区のメルパルク京都で開かれた、第10回よみうり京都健康講座『関節リウマチ治療の現状と将来』(武田病院グループ、小野薬品工業共催、読売新聞大阪本社後援)で、急速に進歩する治療など取り組みについて発表しました。

report_j140315_3.jpg約70万人に上ると言われる関節リウマチ患者さんにとって、手足の痛みや変形など日常生活のみならず、寝たきりになってしまう深刻な病気です。しかし、近年の薬剤や治療法の進歩によって、症状の緩和のみならず、病気を上手くコントロールできる病気となってきています。十条武田リハビリテーション病院では、東京女子医大の益田郁子部長を新たに迎え、4人の専門医を中心に、リハビリチームとの協働で患者さんの治療を行っています。


(左 益田郁子リウマチ科部長)

この日の講座には、リウマチ患者・家族ら200人が出席、最初にリウマチ科の益田部長が「リウマチは"治る"病気?」のテーマで、リウマチは治る病気にはなったが、継続的な治療が行われないと慢性的な炎症が続き、骨破壊や変形をもたらすなど、難病でありながら身近な病気であることを訴えました。

益田部長は、リウマチの発症は20~40歳代がピークで、女性に多いものの、4分の1は男性にも発症すること、体のあらゆる部分の関節に、炎のように燃え上がる関節リウマチの病態や、最新の薬剤治療によって炎が消えていく寛解という状態の重要性について、画像で示しながらわかりやすく解説しました。

report_j140315_4.jpgまた、総合内科・リウマチ科の駒野有希子医長は、「リウマチの『寛解』を目指すための薬物治療」との演題で、痛みや関節の破壊などを抑える、薬剤による寛解への道について紹介。駒野医長は、リウマチの主な内服薬としてステロイド、抗リウマチ薬(DMARDs)、免疫抑制剤、分子標的薬の4つのうち、寛解にとってDMARDsと分子標的薬が最も効果的である点を強調しました。

(右 駒野有希子リウマチセンター医長)


駒野医長は、抗リウマチ薬であるメトトレキサートは、国内外においてリウマチ治療の第1 選択薬として用いられ、メトトレキサートによって葉酸の代謝が阻害されると、炎症を持続させる細胞は増えることができなくなり、活動が落ちてくる。さらに、生物学的製剤はメトトレキサートといっしょに使うことによって、非常に高い効果を発揮し、構造的寛解に至ることも可能と伝えました。

report_j140315_5.jpg関節や骨など全身の整形外科治療専門医として著名な真多俊博副院長(人工関節センター長)は、「それでもだめなら手術で治そう」のテーマで、リウマチによって変形した手や足、股関節や肩関節などの人工関節置換術について、動画などで詳細に説明しました。特に同院で行われている菌や埃を完全に除外したクリーンルーム、宇宙服のような防護服姿で行われる手技について、「日常生活動作などで困ったり、悩んでおられる患者さんは、我慢することよりも1日でも早い人工関節治療を行うことをお勧めします」と語りかけました。

(左 十条武田リハビリテーション病院 真多俊博副院長)


report_j140315_6.jpg最後に京都大学医学部免疫・膠原病内科講師で十条武田リハビリテーション病院非常勤医師の大村浩一郎先生が、「世界一のリウマチセンターへ」のテーマで、同院のリウマチ患者さんや家族に対する治療、リハビリスタッフの丁寧な対応やインフォームドコンセントの事例、寛解へ導くまでのアプローチについてわかりやすく話しました。




(右 京都大学医学部附属病院講師 大村浩一郎先生)

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