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メディア登場

京都新聞朝刊より

※医師やスタッフの肩書き/氏名は放送時点でのものであり、現在は変わっている可能性があります。

武田病院画像診断センター センター長 林田 孝平

がんの早期発見

武田病院画像診断センター センター長 林田 孝平

がんの早期発見のメリットは。

手術適応のがんでも小さいうちに見つけることによって治癒(ちゆ)率も高くなります。がん細胞の芽はすべての人が保有しており、がん化するかどうかは、がんの芽を助長させるかどうかによります。最大の助長因子はたばこで、近年肺がんが急増しています。PET保険診療でも、25%が肺がんです。他には大腸がん、乳がんも増えており、治療の時期の決定や方向性を見極めるためにも、PET検診よりPET治療の果たす比重が大きくなっています。

がん検査の種類は。

X線検査、CT、MRI、マンモグラフィー、胃や大腸などの内視鏡検査などがありますが、PET(陽電子放射断層撮影)は一度に全身を診られることで、最近では「まずPETありき」で利用者が増えています。

PETの特徴は。

PETでは放射能をつけたブドウ糖(F-18FDG)注射をして1時間後に検査します。活動性が高いがん細胞に多量のブドウ糖が取り込まれることでがんの存在が特定でき、CTとの併用で部位や形もわかります。保険診療では、がんの再発や転移の有無についても、的確な情報が得られます。たとえば、たばこは肺に常時炎症性病変をひきおこし、CTで多彩な影をつくります。このため肺がんが発症しても、これらの影に隠れて見逃されることもありますが、PETは影ではなく、ブドウ糖の取り込みで肺がんを見つけます。このため喫煙者には毎年のPET検査をお勧めします。


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