※医師やスタッフの肩書き/氏名は放送時点でのものであり、現在は変わっている可能性があります。

脳ドック
武田病院 神経脳血管センター 所長 秋口 一郎
脳ドックの検診内容は。
MRIやMR脳血管撮影(MRA)、PET/CTなどで検査をします。PET検査では、脳の局所機能を解析して、様々な脳疾患や変性部位の有無を調べます。MRIやMRAでは、脳血管障害や脳腫瘍、水頭症、脳外傷の有無がわかります。特に脳血管障害の早期発見・治療に重要で、脳梗塞や脳動脈瘤(りゅう)、脳血管性認知症につながるラクナ梗塞、白質病変の有無などがわかります。
早期発見のメリットは。
一つは、脳血管障害や正常圧水頭症を予防するための手がかりを得るのに重要です。もう一つはPET検査と合わせることで、認知症の早期発見が可能なことです。脳血管性認知症や、アルツハイマー型認知症、水頭症性認知症などの初期変化を見つけて、治療法や病状を進展させないための対策を早くから取ることができます。脳ドックは、人間ドックのオプションとして提示されていますが、60歳以上の方は少なくとも2~3年に一度受けることをお勧めします。
脳疾患の予防は。
脳血管障害の予防では、高血圧と糖尿病の管理が重要で、喫煙と、運動不足や食べ過ぎによる肥満は禁物です。特に喫煙は、脳血管障害を引き起こす最も危険な生活習慣です。高血圧と糖尿病を患っている喫煙者の脳血管障害発症率は非常に高いとされています。ですから、日ごろから禁煙をこころがけ、適度な運動を取り入れるようにしてください。







