※医師やスタッフの肩書き/氏名は放送時点でのものであり、現在は変わっている可能性があります。

ストレス障害
十条リハビリテーション病院 うつ病予防センター長 森下 茂
ストレス障害の原因は。
ストレス障害と言えば精神的な刺激だけが原因と思いがちですが、化学的、物理的な刺激を受けることでも起こります。社会生活を送る上で適度の刺激は必要ですが、過度の刺激を受けると害を及ぼします。例えば、一部の化学物質を皮膚に塗布し続けるとがんになり(化学的)、人間も体の一カ所をたたき続けると異常を招きます(物理的)。精神的刺激としては、やはり人間関係の影響が特に大きいと言えます。
症状は。
過剰なストレスを受け続けると胃潰瘍(かいよう)やぜんそく、下痢(便秘)、腹痛、頭痛、発熱などを引き起こします。精神的に最も多いのは不眠症状で、過食や摂食障害、うつ状態や心身症になることもあります。
治療と日ごろの注意について。
身体症状が出ているときには、薬物によるそれぞれの症状への対症療法が必要です。また、家族や周辺の人の気づきなどで、精神疾患を起こす前に、可能な限り専門医に相談し、複雑な人間関係など困っている状態を整理することが大切です。解決方法を見つけることで安心感から快方に向かうことが多く見られます。日ごろの注意としては、仲間をつくり、孤立を避けるようにして、本人個人としては完ぺき主義をあきらめることと、他人にも完ぺきを求めないように努めて下さい。







