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子どもに増加している生活習慣病について
東山武田病院 小児科部長 秋山 文子
子どもに増加している生活習慣病とは。
最近特に増えているのは幼児期以降の肥満です。10年ごとに調べたデータでは、この30年間に肥満度20%以上の子どもが約3倍になっています。思春期では10人に1人が肥満と言われています。肥満の子どもの多くが成人肥満につながりやすく、高度な肥満では大人と同じように糖尿病や高血圧症、あるいは高脂血症といった生活習慣病を合併しやすいという危険性があります。
原因は。
遺伝性の病気やステロイド薬の内服といった特殊な場合もありますが、基本的にはよくない生活習慣や食生活の影響が主な原因です。子どもの場合、生活習慣は親を含む大人の生活をそのまま反映していることが多く、家族に肥満の方がおられる場合は要注意です。思春期になってからの肥満では、心理的ストレスから過食になって引きこもり、運動不足からさらに肥満となる場合もあります。
治療法について。
食生活の改善と十分な運動を続けることで、高度な肥満では最初は歩くことから始め、徐々に運動量を増やしていく必要があります。入院治療は別として無理な食事制限は成長期の子どもの栄養面でよくないのでしません。家庭では、毎日朝食を食べて、夜食はやめる、インスタント食品や、揚げ物などのメニューも控え、できるだけ和食中心の食事をとっていただくといいでしょう。
日ごろ注意する点は。
「早寝、早起き、朝ごはん」つまり、1日3回の食事をバランスよくきちっと取る、早寝、早起きをするなどの生活習慣を幼児期から身につけさせることが、長い人生の生活習慣の基礎を作る意味で一番大事です。







