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メディア登場

京都新聞朝刊より

※医師やスタッフの肩書き/氏名は放送時点でのものであり、現在は変わっている可能性があります。

武田病院 健診センター所長代理 小林 八郎

子宮と卵巣の病気について

武田病院 健診センター所長代理 小林 八郎

子宮と卵巣の病気にはどのようなものが。

子宮の病気で代表的なものは子宮筋腫(きんしゅ)、子宮腺筋症、子宮頚(けい)がんと、子宮体がんです。子宮腺筋症は子宮筋層内に子宮内膜と同じ様な細胞が増殖する病気です。卵巣では卵巣嚢腫(のうしゅ)と卵巣がんが代表的です。健診で多く発見されるのは子宮筋腫です。子宮内膜下に筋腫があるときは生理痛がきつく、小さい筋腫でも非常に出血が多く、貧血になり日常生活に影響が出ますので手術を勧めます。

治療について。

子宮筋腫に対しては腹式または膣式に子宮摘出術を行うのが一般的です。内視鏡下手術としては腹腔鏡下または子宮鏡下手術があります。手術をしない方法として、(1)人工的に更年期の状態にし、筋腫を萎縮(いしゅく)させるホルモン療法、(2)子宮動脈を塞栓(そくせん)し、筋腫を壊死させる子宮動脈塞栓術、(3)超音波で凝固壊死させる集束超音波療法などがあります。それぞれの治療法には長所、短所があります。かかりつけの先生から説明を受け、納得のいく治療法を選択してください。卵巣嚢腫に対しては腹腔鏡下手術が多く行われています。術創が小さく、術後の痛みは軽く、回復も早いです。

検査と予防について。

卵巣腫瘍(しゅよう)の場合、超音波検査で腫瘍内の構造がわかり、おおよその良悪性の鑑別はできます。悪性が疑われるときにはCT、MRIに加えて腫瘍マーカーの検査を行い、がんの種類を推定します。子宮頚がんの予防にはワクチンが開発され、現在治験中です。数年後に臨床使用されるでしょう。卵巣子宮内膜症は放置すると不妊症の原因になります。未婚の人や若い女性も嫌がらずに専門医の診断を受け、定期的な婦人科健診をお勧めします。


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