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メディア登場

京都新聞朝刊より

※医師やスタッフの肩書き/氏名は放送時点でのものであり、現在は変わっている可能性があります。

城北病院 院長 栗岡 成人

飲酒と肝臓の病気

城北病院 院長 栗岡 成人

肝疾患について

肝臓の病気で重要なことはウイルスが原因かどうかです。なぜならB、C型肝炎は進行して肝硬変や肝がんになる可能性が高いからです。また、肝臓は体のあらゆる毒物などを処理するため、アルコールや薬物による肝臓障害も起こりやすく、脂肪がたまる脂肪肝も、一部は進行して肝硬変になります。また、肝臓自体に原因はなくても胆嚢(たんのう)や膵臓(すいぞう)の異常から肝障害になることもあり、肝疾患全体の15%はアルコールが原因と考えられます。

飲酒との関係は

長期間、過度の飲酒を続けるとアルコール性肝障害になる恐れがあります。アルコールは小腸で吸収され、肝臓でアセトアルデヒドになり酢酸から最後は水と炭酸ガスに分解されますが、アルコールやアセトアルデヒドが肝細胞を傷め、線維化を促進してがん化しやすくなります。さらに、C型肝炎の人が飲酒をすると発がんのリスクは二倍になり、肥満が合併すると肝臓の線維化はさらに促進され、がん化しやすくなるとされています。

治療については

基本的には飲酒習慣を改めることです。肥満につながるような高カロリー、高脂肪食を避け、低カロリーでバランスのとれた食事を取るように心がけてください。

お酒と上手に付き合うには

日本人の半数は欧米人に比べてアセトアルデヒドを分解する脱水素酵素(ALDH)が少なく、お酒に弱い民族です。中でも少量の飲酒ですぐに顔が赤くなり体調が悪くなる人は、ALDHが特に少なく、アルコールが飲めない体質です。また、男女問わず一気飲みは死に至ることがあるため、絶対に止めてください。一日に日本酒なら一合、ビールなら大ビン一本以下が健康にも良い飲酒量です。


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