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※医師やスタッフの肩書き/氏名は放送時点でのものであり、現在は変わっている可能性があります。

東山武田病院 外科 部長 島袋 隆

がん治療について

東山武田病院 外科 部長 島袋 隆

がん治療についてなんですけれども、東山武田病院では特徴的ながん治療を展開してらっしゃるそうですね。どのようなものなのでしょうか。

これまでのがん治療というのは、手術、抗がん剤、放射線療法を三本柱として進んできました。しかし現在はそれ以外の代替医療というのを希望される患者さんが相当数増えてきています。我々のグループでは患者さんのそういったニーズに耳を傾けまして、東山武田病院では従来の癌治療に加えまして温熱療法という治療や、武田グループの中の免疫遺伝子クリニックとの連携で免疫療法などを行っております。また、病気の根治、完治を目指す場合には、体内環境という、要するに体の中の酸性、アルカリ性そういったものの改善も非常に重要だということがここ最近わかってきていますので、東山武田病院では還元電子治療というあまり聞き慣れない治療も行っております。

還元電子治療とは具体的にどのようなものなのですか。

がんは、酸性体質を非常に好むということがわかってまいりました。一方、最終的にがんにとどめを刺すリンパ球を含めた免疫細胞は、酸性体質では非常に働きづらいということがわかってきています手術や抗がん剤治療、放射線治療というのは、それをすればするほど、または精神的ストレスが加われば加わるほど体というのはどんどん酸性に傾いていくのです。酸性というのは、細胞から電子というものが奪われた状態のことです。体内環境を弱アルカリ性に持っていくということが、がんが住みづらい環境、免疫細胞が働きやすい環境であると言えます。体内環境からもがんに攻撃を加えていくという戦略としまして、東山武田病院では、電子が奪われていくのが免疫にとって悪いのならば、電子をどんどん補うということをある機械を用いまして、実践することができております。

温熱療法というのはどういうものなんでしょうか。

温熱療法というのは、直接がん細胞を高温にすることによってがんを縮小させるといった攻撃方法です。東山武田病院では、月曜日から土曜日まで毎日7、8人の患者さんの温熱治療を行っています。ただ最近は、患者さんのニーズといいますか、温熱に対する関心も高まりまして、満杯状態が続いておりまして、なかなか患者さんの希望の日時に添えないといった状況です。温熱治療は週に1回を6回目標に治療を受けていただきます。ただ、私が患者さんと毎回お会いするということが極めて困難ですので、何度か終わられましたら、私の外来を受信していただきまして、その時には、がん哲学という、さきほどのがんはどうやって攻撃するんだろうとか、どういう治療をしたら、体はどうなって、それはどうなのだろうとかそういったことも含めて、これからの戦略など十分に時間をかけてお話をしております。

免疫療法とはどういうものなのですか。

一般にはLAK(ラック)療法、TIL(ティル)療法といった、血液や胸水、腹水または腫瘍からリンパ球を採取し、体外で増殖させて体に戻すという活性化リンパ球療法が主体です。その他にがんワクチンという治療方法や、免疫治療でキーとなります樹状細胞という細胞を直接腫瘍部分に注入する治療も行っております。

先生のがん哲学なんですけれども。

私は医者になって23年目を迎えます。がんに対しこれまでいろいろ治療を行ってきましたが、最近はがんに限らず病気というものは自らが治すものだということを実感しております。言い換えますと、手術、抗がん剤、放射線、温熱療法、免疫療法など治療というのは外から与えることが出来ます。病気が治る治癒というのは、患者さんの内部から起こるということを感じるようになりました。そうしますと、我々医療側としましては、患者さんが本来病気に対し持っている自己の治癒力、免疫力、私は時々「火事場の馬鹿力」と表現しますが、そういう力を十分に引き出すにはどうすればいいのか、どういう組み合わせの治療がいいのか、こういう観点に立ちまして日々診療を行っています。遠方からいろいろな患者さんが来られますが、こちらにこられて、庭も綺麗ですし、スタッフも非常にしっかりしておりますので、今まで沈んでいた気持ちがやる気に変わって、受診の時にどんよりとした目の患者さんが、1時間、1時間半の面談の後には目が生き生きとしてきます。武田グループに来てよかったと多くの患者さん、家族の方から大変嬉しいお言葉をちょうだいしております。


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