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メディア登場

武田道子の「京おんなミニ・トークシリーズ」

※下記の文章については、ラジオ放送時の内容を一部リライトして掲載しております。ご了承ください。

武田道子

健康について


今年最後の放送は、どんなお話ですか。

健康についてまとめてみましょうか。

病気にならずに天寿を全うすることって可能なんですか。

食事や運動などの生活習慣を改めれば可能です。そして上手に老いることです。心も体も共に元気でなければいけません。健康であるということは、体を思うように動かせるということです。この状態を保つためには、自分自身が努力しなければいけませんね。

最近は特に日本の伝統食が見直されていますね。

今、日本食が世界で注目されているのは、食材にコレステロール値の低いものが多いからです。野菜や果物を多く摂取すること、一日に30種類以上の食品を摂って塩分は5~6gと控えめにする、一週間に100種類の食品を摂ること、などが勧められています。また、果物を食べ過ぎると糖分とカロリーの摂取過剰になる可能性がありますので、できるだけ野菜で摂る方がよいでしょう。そのためには子どものころから野菜を食べる習慣をつけた方がいいですね。また、野菜や果物は血圧を下げる働きがあります。近年は、動物性の食事が多くなったため肥満が問題になっています。また一方で若い女性にも無理なダイエットをする人が多く、貧血や脱毛、生理不順、骨折しやすいといった症状を起こす人も増えてきました。ほかにも妊娠しにくくなるなど少子化にも影響します。

健康でありたいと願っても老化はなかなか止められませんね

人間、老化は避けて通れませんし、また立ち止まることもできません。老化と上手に付き合っていかなくてはなりませんね。最近は「アンチエイジング」という言葉が盛んに使われていますが、「アンチ」という攻撃的な表現よりも「ウィズエイジング」の方がいいのではないかと思います。「老いる」とは簡単にいえば身体が錆付いた状態です。「錆」というのは酸化するということですが、酸化は物質が酸素と結びつく現象です。身体が錆び付いた状態で血行が悪くなると、体内のいろんな器官に十分な栄養や酸素を提供できなくなり、正常に働かなくなってしまいます。そこで食生活において抗酸化作用の強いアリシンという成分によって補います。アリシンはにおいのきつい食品に多く含まれており、たまねぎ、にら、ねぎ、にんにくなどが主な食品です。これらは血液をさらさらにして、体内に溜まった老廃物を除去し、殺菌・抗菌作用もあります。

老化は防げませんが、病気は防ぐことできますね。

健康を保つためには病気の予防と早期発見が大切です。早期発見のためには、食欲不振や体重減少、胸やおなかが痛い、咳、痰、目まい、ふらつきなど、少しでもおかしいと思ったらすぐに病院に行って検査してもらうことが大事です。

健康状態を保つにはどうすればよいでしょうか。

心も体も健康でなければいけませんので、生涯現役が一番いいでしょう。長寿村で世界的に有名なコーカサス諸島には隠居という言葉はないそうです。精神的に健康でいるためには、できるだけ社会との関係を持つことだそうで、コーカサス諸島の人々は、朝早くから仕事をして、よく歌い、よく笑い、夜はみんなと一緒に団らんの時を持つそうです。人間医学の進歩により、今は昔のようには老いなくなりました。お仕事を持っておられる方だと、昔ほど労力を使わなくても後輩に技を教えることが出き、定年を過ぎても活躍することができますね。

生涯現役以外に、精神的に健康でいるにはどうすればいいですか。

定年後は地域活動やボランティア活動など大いに外へ出てほしいですね。ボランティア活動では、今まで付き合ってきた人々とまた違った考え方や行動パターンの人に出会うことができますし、若い人との交流によって精神的に若さを保つ有用な手段となります。また趣味を持つことです。脳は使えば使うほど脳細胞が新生されます。50~60歳代の方は理系がピークになりますし、文系の方は70歳以上でもピークを保つことができるのです。

健康を保つためにはどんな運動がいいんでしょう。

健康に一番いいのは、誰にでもできるウォーキングです。歩くことによって足の裏から脳へ刺激が伝わります。そしてまた人々に出会うことによってお話する機会もできますし、認知の予防にもなります。また、脳卒中や心臓病のリスクも下げますし、善玉コレステロール値を上げることもできます。また、ウォーキングぐらいの適度な負荷をかけると、骨粗しょう症を防ぐことが出来ます。ほかにも、ひざの屈伸運動や腕立て伏せ、ボートこぎなどをやることによって、成長ホルモンや筋肉の量・力が増加して、気持ちも高揚します。

体を動かすのは難しいという方に何かおすすめはないでしょうか。

音楽がよいでしょう。中でも、心を落ち着かせるクラシックは記憶力や集中力、推進力といった認知機能を高めます。免疫力の向上以外にも血圧を下げますし、筋肉の緊張をほぐしますし、ストレス解消、気分高揚、忍耐力を高めます。そのほか、森林浴やアニマルセラピーなどあります。また、ぐっすりと眠ることです。睡眠は頭の働きや活力を回復させますので、臓器が正常に機能するためには必要不可欠です。睡眠不足は免疫力の低下、消化不良、コレステロール値や血圧の上昇などを起こします。

とにかく生活習慣を健康的にしなければいけませんね。

自分の健康は自分で守ることです。病気の発症には、生活習慣ばかりでなく、遺伝的なものもありますが、やはり正しい生活習慣を若いときから身に着けていると健康に過ごせますね。

あっという間の一年でしたが、今年の最後に一言お願いいたします。

汗をかく、物を書く、恥をかく、この3つで健康で天寿を全うしていただきたいと思いますね。どうか良いお年をお迎え下さい。


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