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メディア登場

武田道子の「京おんなミニ・トークシリーズ」

※下記の文章については、ラジオ放送時の内容を一部リライトして掲載しております。ご了承ください。

武田道子

胃腸環境とウイルス感染症の予防について


みちこ先生、今年最初の放送になります。おめでとうございます。

おめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いします。すこやかに、今年も1年過ごせるようにいろいろと教えて頂きたいと思います。新年最初の放送ですが、今日はどんなテーマですか。

ウイルス感染症を予防するには、というテーマでお話していきたいと思います。この寒い季節に最も注意しなければならないのが、脳血管障害ですよね。そしてウイルス感染症です。

ウイルス感染症も寒い季節要注意なのですか。

そうですね。日本の冬は気温が下がるだけでなく、とても乾燥しやすい時期になりますよね。だからウイルスが活発に活動しやすくなります。

感染経路として空気感染や飛沫感染などありますよね。

昨年の春頃からインフルエンザが流行し続けていますが、まだまだ流行は続くようです。寒さと乾燥が原因でこういうことが続いているわけですね。

ウイルス感染にかからないためにはどうしたらいいんですか。

ウイルス感染症は胃腸との関わりが深いです。ですからウイルス感染症の予防に役立つ胃腸環境についていろいろと考えてみたいと思います。まずはおなか健康にすることが、病気に負けない体をつくることにつながります。

どんなメカニズムですか。

これらのウイルスは高温多湿に弱い性質を持っています。寒くて乾燥した空気を好条件とし、どんどん増殖します。代表的なのはノロウイルスやロタウイルスなどあります。これらのウイルス感染で胃腸の調子を崩してしまう方がたくさんいます。ウイルスが突然変異することもありますので、耐性菌を作っておかないと今まで効いていたお薬が全く効かなくなることもあります。

その場合はどうしたらいいですか。

病気から身を守るには免疫力ですね。だから免疫を高めることが最も力強い病気の予防なのです。

そうですよね。昨年一年間も免疫力というのがこの番組のキーワードでもありましたが、もう一度おさらいしてもいいですか。

手近な方法は笑うことです。それから森林浴。前回はこのように言いました。そして、注意点は免疫機能は加齢とともに低下してしまうことです。

他にどんなことに気をつけたらいいですか。

免疫力とは本来人間が持っているものです。毎日私たちが食べたり飲んだりすれば、胃腸にいろんな外敵が入ってきます。この外敵を撃退させることが出来るのが、腸の粘膜に集中しているリンパ球です。

外敵とは腸内細菌と一般にいわれているものですか。

はい。人間の腸の中にはたくさんの菌がいまして、約500種、数にしたら100兆個の細菌が生息されているといわれています。その中には善玉菌と悪玉菌の両方とも存在しており、この悪玉菌が優勢だと免疫が低下します。善玉菌が優勢だと免疫が強くなって病気を防ぐことが出来ます。

善玉菌を増やすにはどうしたらいいですか。

まずバランスのとれた食事です。それとストレスの少ない生活をすること。また善玉菌で代表されるビフィズス菌を摂取することで免疫力を高めて、おなかの調子を整えることも大事です。

ビフィズス菌はとよくヨーグルトに入ってたりするものですか。

そうです。このビフィズス菌は便通をよくする効果があるので、飲んでられる方も多いですよね。この菌は殺菌力の強い酢酸を作りだすので、食中毒を防ぐ働きもあります。残念なことに胃酸には弱いので、なかなか腸にまでたどり着くことが出来ないんですね。しかし最近、胃酸に強いビフィズス菌BB536というのが明らかになりました。

ビフィズス菌が腸まで届けば、免疫力を高めておなかの調子を整えてくれるということですか。他にも働きはありますか。

腸まで届くビフィズス菌の性質で、コレステロール値を下げることが出来るという結果が報告されてます。コレステロール値が下がると、心筋梗塞や脳梗塞の予防にもなります。

胃にも善玉菌・悪玉菌はありますか。

はい。胃の中には胃潰瘍の原因になるピロリ菌がいます。胃の中は酸性なのですが、ピロリ菌はアンモニアを出して身を守っているので、このアンモニアが胃を刺激して胃に潰瘍をつくるのです。これは衛生環境と関係があると言われています。

ピロリ菌は検査でわかりますか。

検査方法はたくさんありますが、一番主流なのは内視鏡検査ですね。胃や腸には脳と同じように神経が非常に多く分布していて、脳と同様に知覚がある「考える臓器」といわれ、過敏性大腸炎は腸炎を起こした後に起こるということも明らかになってきました。

過敏性大腸炎とはどういう症状ですか。

腸に形態的な異常がないにも関わらず、腸が正常に機能しません。症状としては腸炎が多く、便秘や下痢を繰り返します。今まで過敏性大腸炎は腸の運動を司る自律神経に異常があったり、精神的不安とか過度の緊張などを原因とするストレスなどが引き金になったといわれてきましたが、最近では内臓近くで過敏な状態が起きていると推測され、神経やホルモンだけではないといわれています。

過敏性大腸炎はどうすれば治りますか。

検査をして異常ないと言われたら大丈夫です。

頭の中で大丈夫と思ったら気が楽になり、症状が出ないのですね。この1年は胃腸を大切にしたいと思います。先生、最後に一言まとめて頂けますか。

健康の基本は健康な胃腸。バランスのとれた食生活をすれば健康に過ごすことが出来ます。今年1年元気に過ごして下さい。


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