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メディア登場

武田道子の「京おんなミニ・トークシリーズ」

※下記の文章については、ラジオ放送時の内容を一部リライトして掲載しております。ご了承ください。

武田道子

ストレスについて


今年最後の放送になりました。今日はどんなお話ですか。

今日はストレスについてです。現代はどちらを向いてもストレスに満ちていますからね。

早く処理しないと病気の原因にもなりますからね。

文明病と言われる心身症をはじめ、神経性胃炎、胃潰瘍、こういうのはほぼストレスが原因です。原因のはっきりしない症状に関してはアレルギーやストレスで片付けられてしまこともありますね。

ストレスが全くない状態ができるというわけではないですよね。

ストレスが全くなくても駄目なんです。ある程度のストレスがあるからこそ肉体的緊張状態が保たれるのです。だから人間は生きていけると言われており、生きたいという精神力があるからこそ、ストレスを跳ね返していく力となるという考え方ですよね。つまり人間は目的を失った時には死ぬということですね。この考え方を動物で説明している学者がいます。サーカスの動物と動物園の動物を比較しますと、毎日訓練というストレスを受けているサーカスの動物の方が、のんびり動物園で暮らしている動物より長生きするというデータが出ています。

動物もじっとしていたら駄目なんですね。

耐えているうちに心身ともにストレスに強くなるのです。そして長生き出来る体になっていくのだと言われています。人間は目的を持てば想像を絶するストレスやプレッシャーに対して打ち勝っていくことが出来るのです。

来年に向かっていいお話ですね。でも全ての人間がそういうわけではないですよね。

そうですね。ストレスやプレッシャーに負けて、いわゆる文明病と言われる病気になったり、心の病になったりする人もいますね。心の病は社会人のみならず、幼児期からあります。一般に自家中毒と言われ、専門用語ではアセトン血清嘔吐症と言われます。尿にケトン体(アセトンなど)が出るのですぐ診断がつきます。

自家中毒ってお腹が痛くなる、などとよく聞きますよね。原因は何ですか。

二つ目は水分の取り過ぎですね。これはエアコンのよく効いた部屋にいる時には体温を調節する発汗などの自律神経の働きが鈍くなります。そうすると水分の代謝が低下して、水分は重力によって下に下がりますから、下半身から下腹部、ふくらはぎへと下がっていきます。

大体、幼児期に弟や妹などの赤ちゃんが生まれてくるような時、愛情を取られてしまった気になり、自分の方へ目を向けて欲しいという対抗現象が多いです。その他にもお稽古ばかりさせていると、嫌なのにその訴えようがないから、お腹が痛い、突然の嘔吐などの症状が起こります。

大人になるとまた違う症状が出るのですか。

むくみが症状としてあらわれる病気はどんなものがありますか。

ストレスは幼児期ではお腹が痛いなどという症状でしたが、大人になると頭痛が多いようです。

社会人の場合はいろんな原因があると思いますが、例えばどんな原因がありますか。

一番は仕事によるストレスです。または人間関係。一日中誰とも口を利かないでコンピューターとだけ暮らしているといろんな症状が出てきます。

コンピューター社会の弊害ですね。体調にも異常が出てきますか。

そうですね。特に中間管理職の人が多いようですが、神経性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、それから円形脱毛症などの症状が出ます。しかし、このストレス症状は健康に立ち戻ろうという力があるということを示しているのです。

健康に立ち戻ろうという力。どういうことですか。

同じストレスでも気の持ち用によって違います。2種類のストレスがあって、病気などの症状が出る場合と、健康のバネにつながるような良い場合とありますよね。長寿というのは遺伝と環境の相互作用によって得られると言われていますが、ストレスも必要条件です。健全な精神は健全な肉体に宿る、という言葉が昔からありますよね。

現代人はなかなかうまくそうはいかないみたいですね。

現代人は半病人、もしくは未病の状態ですね。

ストレスとうまく付き合うコツを教えて下さい。

強いストレスを受けると、副腎皮質から出てくるコルチゾールという一種のホルモンが分泌され、白血球を溶かしてしまうと言われています。そうすると免疫力が落ちてしまって病気になります。ストレスと上手に付き合うというのは、日々の生活の中で仕事と自分を大切にすることです。いかにバランスよく組み合わせるか、そして維持し続けていくか、ということです。解消方法は、人とよくおしゃべりする、話を聞いてもらう、音楽を聴くなどのんびりした時間を過ごすとかね。男性は大体お酒ですね。女性はおしゃべり。ショッピングやグルメ、旅行、メイクなど、たくさんありますね。

自分を解放していく場をつくればストレスを溜め込まないということですね。

ウェルネス(wellness)という言葉がありますよね。これはwellを名詞化したものですが、広い意味では健康という意味で使われています。

体の良い状態ということですね。

職場ではウェルネスなオフィスをつくってあげるということが大事です。人間環境を考慮したレイアウトにするとか、観葉植物などをたくさん取り入れるとか、空調や配色を考えたりする職場が増えてます。リフレッシュのための簡単なウェルネスタイムというのもオフィスに取るといいと言われていますね。

大人のリラックス状態というのは分かるのですか。

脳波でわかります。心身をリラックスさせると脳波のアルファ波が増えてきます。

最近よく言われる脳の活性化や脳のトレーニング、こういうことも大切なのですか。

はい。脳の活性をはかるには、あごの運動が50%占め、手の運動は25%占めると言われています。簡単な方法としてはよく噛めばいいのです。そうすると脳が活性化されます。現代人は柔らかいものを食べているので、あごが細くなって脳も不活性化になるとよく言われています。

先生、最後に一言まとめて頂けますか。

ストレスと上手に付き合うことが大切です。これで健康になり、ぼけを防止する、ということにつながると思います。


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