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メディア登場

武田道子の「京おんなミニ・トークシリーズ」

※下記の文章については、ラジオ放送時の内容を一部リライトして掲載しております。ご了承ください。

武田道子

むくみと冷えについて


今日はどんなお話をして頂けますか。

今日は、むくみと冷えとについてお話しましょう。

女性、特に中高年の方が足がむくむとよく言われますね。

そうですね。女性はホルモンなどの関係で元々むくみやすい傾向があります。ライフスタイルとも大きく関係し、事前に防ぐことはできます。

むくみというのはどういう状態ですか

むくみがあるということは大体人間の体内の水分のコントロールがうまくできていない状態のことを言います。私たちの体内には70%の水があり、そのうち3分の2が細胞内に残って3分の1が細胞外に出ております。細胞外の水の中には、4分の1の血液が含まれています。残りは細胞と細胞の間にある間質液というものです。細胞へ栄養素を運ぶとともに、また老廃物を運びさるという大切な働きもしています。

大事な間質液とむくみが関係があるのですか。

そうですね。むくみはこの間質液が増えている状態です。間質液はリンパ管に入って、リンパ液となって体内を循環します。最終的には鎖骨下のところでリンパ管で静脈に排出されます。このリンパの流れが滞り、代謝されないと余分な水分や老廃物が溜まってくるわけです。

むくんでしまう原因は何ですか。

むくみは大きく分けて三つの原因があります。まず長時間、同じ姿勢で座ったままいる時、筋肉の収縮が少なくて、リンパの動きが止まってしまいますので、血液やリンパの流れが悪くなるのです。

二つ目は。

二つ目は水分の取り過ぎですね。これはエアコンのよく効いた部屋にいる時には体温を調節する発汗などの自律神経の働きが鈍くなります。そうすると水分の代謝が低下して、水分は重力によって下に下がりますから、下半身から下腹部、ふくらはぎへと下がっていきます。

三番目の原因は何ですか。

下半身の筋力の低下です。筋力低下が原因で冷えることにより血行が悪くなりますし、水分の排泄力が弱くなると余分な水分が溜まってきます。むくみの解消法は、ウォーキングやストレッチ、サウナに入るのも効果的だと思います。体を温め、腎機能を活発にすること、そしてリンパの流れで筋肉を収縮させることですね。足の筋肉を動かさないと、筋肉のミルキングアクションが足りないために起こってくるのです。ですから、ふくらはぎのマッサージをしたり、最近は足浴や半身浴などもいいと言われていますね。また最近ちょっと話題になっているおみその足浴は、早く足が温まります。

むくみが症状としてあらわれる病気はどんなものがありますか。

一般的なのは、妊娠中毒、また肝臓、腎臓、心臓、血液・リンパ管系の障害とか、貧血などが考えられます。その他、心臓が悪い時は主に下半身がむくんできますね。腎臓が悪い時は顔やまぶたがむくみます。手が腫れるときは肝臓、ひどくなれば腹水です。両足のむくみは心不全を疑い、ネフローゼ症候群、腎臓に関係あるものですね。そして肝硬変や慢性疾患の時もむくみますね。主にがんの時ですが、片足だけむくむ場合、大腿静脈の付け根のところに血栓などが出来ているという可能性があります。一過性の症状なら1~2時間で消え、これは病気ではありません。

冷えについてどうですか。

手足が冷たいからといって冷え性とは限りません。暑がりで手足が火照っている人でも冷え性の方がおられますし、おなかの冷たい人や汗かきの人も冷え性の人はいます。食事をするだけで汗をかく場合など、体内の余分な水分を捨てる意味で体を温めようとする反応がみられます。手足のむくみやすい人は冷え性の傾向がありますね。

冷え性はそのままにしておくと良くないんでしょうか。

体温が低下するということは、体全体の細胞とか臓器の代謝が悪くなりますからいいことないですね。特に心臓血管系の働きも低下しますから、体表面を走る細い毛細血管の血流が滞ってきますね。これを東洋医学では「お血(おけつ)」と言うそうです。

どうしたらわかるのですか。

目の下にクマが出来ている、赤ら顔、すぐあざができるとか、どちらかというと唇の色が少し紫っぽい、歯茎にも色素沈着がある、くも状の血管種、糸のような血管が浮いている、手のひらが赤い、下肢に静脈瘤が出来ている、肩こり、目まい、動悸とたくさんあります。心筋梗塞、脳梗塞などに移行する場合が多いので、やはり冷えは万病の元と言われていますね。

冷え性になる原因は何ですか。

人体は自然に寒さを感じると手足の毛細血管が収縮し、熱が漏れるのを防ぎます。文明の発達で便利になった生活環境がこういう体温調節機能とか、特に皮膚の温度に対する適温能力が低下した原因です。

思い当たる人が多いと思いますね。

そうですね。また薄着やガードル、ボディスーツなどでのきつい締め付け、それから冷たい飲み物をたくさん飲んだ時などもありますね。運動不足による筋力の低下も原因の一つです。またストレスやお薬の飲み過ぎなどによって交感神経の適度な緊張状態というようなこともあげられています。

冷え性の解消にはどうすればいいんでしょう。

たくさんありますが、一般的には適度な運動によって筋肉をつける、それからぬるめのお湯にゆっくり浸かり、半身浴もサウナも良いと思います。それから温かい飲み物、これは昔からショウガの紅茶が一番良いと言われていますね。あと水分を取りすぎない、これはむくみの原因になりますから。根菜類、ショウガ、シソとか体を暖めてくれる植物繊維が豊富に含まれているものを食べるといいです。最近ではトウガンがいいと言われてますね。この中のシトリンという酵素が血管を広げるので、血流を増加させるという作用があると言われています。

先生、最後に一言まとめていただけますか。

冷え性は万病の元です。適度な運動で冷え性を治して、健康な人生を送って頂きたいと思います。


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