※下記の文章については、ラジオ放送時の内容を一部リライトして掲載しております。ご了承ください。

活性酸素について
今日はどんなお話ですか。
今話題になっています、活性酸素についてお話しようと思います。抗酸化作用とは酸化を防ぐことですから、酸化をさせる活性酸素を抗酸化物質で除去するのです。
酸素は体にとって、ものすごく大事なもののように思えるんですけど。
もちろん人間は呼吸によって酸素を取り入れ、エネルギーに変えて生きているわけですから大切なものですね。ですが、酸素がエネルギーに変わる過程で酸素の数%は活性酸素に変わるのです。酸素は人間にとってなくてはならないものなんですが、活性酸素に変化したものは体内のあらゆる細胞の変化を促し、人体に悪影響を与える毒になります。
大事な酸素が毒に変わるのは、ちょっと許せないような気がします。
活性酸素は、特別な存在ではなく、呼吸している限り体内に発生するごく身近な物質なんです。しかし、これが引き金となって老化や動脈硬化、生活習慣病、がんなどを引き起こすことが分かっております。
こんな悪いものがどうして体内で作られてしまうんですか。
実は悪い役ばかりではなく、大事なものでもあるんです。活性酸素はその名前の通り酸素の反応を促進し、細胞内での情報の伝達や体内細胞を殺して体内を殺菌するというプラス面もあるのです。ですが、これが過剰に発生すると正常細胞も傷つけてしまいますのでマイナス面にもなるのです。人間を始めとする好気性生物は酸素がなければ生きていけません。ところが酸素の毒にもさらされているのです。
どうすれば活性酸素は悪さをするようになるんですか。
例えば、激しい運動をすると大量の酸素が体内に取り入れられますよね。そうすると、余分な活性酸素が発生し、老化を早めるのです。すなわち私たちの周りには、活性酸素という目に見えない万病の元が潜んでいるということになりますね。
他にも活性酸素が潜んでいるようなことってどんなことですか。
電気製品から出る電磁波ですね。これも活性酸素を発生させる要因の一つと言われております。私たちの家庭には電気製品がいっぱいありますよね。電子レンジ、テレビ、携帯電話、ホットカーペット、電気毛布など、その他多くの電気製品から電磁波が発生しているのです。今ちょっと問題になっているのが携帯電話ですね。これに関してはいろいろとデータが出ていまして、最近アメリカでは携帯電話によって発生した活性酸素ががんを発症させているだろうと言われているのです。それは小中学生に脳腫瘍が増加しているからです。また、オーストラリアの脳神経外科の先生は「10年以上携帯電話を使い続けると、脳腫瘍になる率が2倍になる」というデータを出しています。でも今携帯電話を持っていない人いませんよね。この結果が出るのはまだだいぶ先のことなのでどうなるかわかりませんが、活性酸素のことも気をつけていただかないといけません。活性酸素はがんを抑制する働きのある遺伝子を傷つけてしまうためがんを誘発しますし、糖尿病や高脂血症にも関与しています。
要は活性酸素が過剰にならないように抑える方法を学んでおけばいいのですね。
そうですね。活性酸素を完全に除去することは本当に不可能なのですが、身を守るために抗酸化物質スカベンジャーというのがあるんですよ。
スカベンジャーってなんですか。
健康の味方、スカベンジャーと言われるんですが、活性酸素の除去能力を高めてくれるものです。これは食事で取れます。ゴマのセサミン、ニンジンのカロチン、ビタミン類が代表的なもので、ビタミンB1なら玄米や胚芽、大豆、レバーなどあります。ビタミンB2ではたまごや牛乳、緑黄色野菜などがありますし、ビタミンCではかんきつ類ですね。核酸を豊富に含むビール酵母や、ちりめんじゃこ、マグロ、のり、かき、納豆やお豆腐、牛フィレ肉などがスカベンジャー1号と呼ばれています。
ということはスカベンジャー2号もあるんですか。
あります。スカベンジャー2号は、必須アミノ酸を多く含む良質のタンパクのことを指します。たまごや納豆、豆腐などに多く含まれ、これを適度に取ることが大事です。スカベンチャー2号は、ビタミン豊富な食品なら大抵含まれていますので、いちごやレモン、キウイ、パセリなどにも含まれていますよ。そしてビタミンEを含むアーモンドやピーナッツ、大豆油、ごま油、うなぎ、緑黄色野菜などを取って下さい。
いろんなものをいろんな種類食べることが必要なんですね。
つまりこうした食品を心がけて取るようにすれば、体に悪影響を及ぼす活性酸素を除くことができるんです。病気は活性酸素を取り除けば防げるんですね。
先生最後にもう一言まとめていただけますか。
抗酸化成分の多い野菜中心のお食事と、活性酸素を抑えることによって健康な体を作りましょう。







