トップページ > メディア登場 > 武田道子の「京おんなミニ・トークシリーズ」 > リスナーからの質問:手のしびれについて…他

メディア登場

武田道子の「京おんなミニ・トークシリーズ」

※下記の文章については、ラジオ放送時の内容を一部リライトして掲載しております。ご了承ください。

武田道子

リスナーからの質問:手のしびれについて…他


今日は3月最後の放送ですので、皆さんから寄せられたいろんな質問にお答え頂きたいと思います。まず、手がしびれるというハガキを結構頂きました。しびれに関しての質問は年配の方が多かったような気がしますが、しびれとはどういうものなんでしょう。

一番多いのは、首や背中の辺りの神経根の圧迫です。手の方に向かって、正中神経、尺骨神経、橈骨神経という3本の末梢神経が通っています。ここの神経障害や圧迫が一番多い原因ですね。次に多い原因が糖尿病です。糖尿病は手だけではなく、足もしびれてきます。また、体の左右で分かれてしびれてきた時は要注意です。これは脳梗塞を疑い、右がしびれた場合は左の脳にどこか詰まりかけていると考えられます。このような場合にはすぐにCTを撮って下さい。

しびれとは何か起きた病気の予兆みたいなものですね。

そうですね。脳血栓の前触れということがありますからね。

今のは手のしびれの話でしたが、続いて足のことになります。足の裏に皮がもう一枚被ったような違和感がある、という方です。先生これはどういう症状なんですか。

感覚を脳に伝えるという伝達経路の中で、足は特に身体から遠くに離れていますから、足の裏に分布している末梢神経に異常が起こっているということが考えられます。風邪をひいた時や下痢が続いている時。それから麻疹とか風疹の予防注射の後などに症状が出る方もいます。また、お酒をたくさん飲む方もそうですね。もちろんここにも糖尿病のしびれとして出てきます。さらに血液透析している方。異例ですが、特殊な有毒な薬剤に触れる方、抗結核剤や抗がん剤を投与している場合にも起こってきます。

次に、めまいがするという質問です。これはどうでしょうか。

一番多いのは起立性の低血圧ですね。立ち上がった時にグラッときます。それから食後、食後にめまいがくる方。消化吸収のために血液が胃や腸の方へいくので、脳への血液が足りなくなります。しかし、これは健康な人には出ません。おなかの方に血液がいっても、適切に自律神経が働き、血圧や心拍数を上げて血液循環を調和してくれます。食後にめまいを感じる方は一度にたくさん食べないこと。そして、食後にはしばらく安静をとるというのを心掛けて頂いたらいいと思います。他に動脈硬化、脳血栓の場合もめまいから始まります。再び登場ですが、糖尿病。糖尿病も進行しているとめまいがきます。調べても原因が分からない方は、自律神経失調症ということで片づけられますので、めまいは早めに検査した方がよいです。

続いては、ドキドキして胸が苦しい時はどうですかと、恋をしている人の質問かなと思ったら、本当に心臓がドキドキするらしいのですが。先生、この場合は。

まず考えられるのが不整脈です。不整脈とはどなたにでも少しはありますが、それが続いた時が心配なんです。心臓は、心筋が収縮してポンプのような役割をして全身に隅々まで血液を送り出しますが、この時心房筋がうまく働かない場合に起こります。何回でも収縮して細かく震えるような時、こういう時の不整脈には注意です。そうなると動脈硬化、心不全、それから血栓が詰まってくることもあります。左心房に出来た血栓が脳にいくと脳梗塞になります。だから、こういうことが起きた場合も早く検査した方がいいと思います。

詳しく教えて頂けますか。

脳血栓は、脳の血管が詰まることですよね。短時間だけ症状があり、またスッと治る時は発作の前触れです。そのまま放っておかないですぐ調べてもらわないといけないと思います。脳血栓の症状は、ろれつが回らない、極端に進むと失語症になってしまうなどが現れます。

言葉が出てこない。

はい。それから足に力が入らず、どちらかの足を引きずる。そして、何もないのにつまずたり、めまいが何日間か続く。体の片方だけがしびれ、ひどくなると麻痺になり、脳梗塞です。また、寝ている間は血流が緩やかになっているので、起床時に起こりやすいです。手足の麻痺、それから歩行障害、言語障害。これらの症状を、疲れのせいや高年齢によるものと思い込んで放っておかないで下さい。

脳血栓の治療はどうするのですか。

薬物療法しかありません。やはり詰まった部分を溶かしていくわけですから。入院してリハビリをしないといけません。

予防法はありますか。

一般的によく言われるのが禁煙。これは心臓に負担をかけるし、肺がんにも繋がります。お酒はほどほどだったらいいと思います。また、適度の運動をして睡眠は十分にとる方がいいと言われています。そして熱いお風呂に入らないように、ぬるめのお風呂にゆっくりつかるということ。もちろん、これは動脈硬化を防ぐために、塩分とか脂肪を控えた食事にもつながります。

今日はいろんな質問に答えて頂きました。最後に一言まとめて頂けますか。

これら症状が出た時は、放っておかないで大きな病気の前触れということもありますので、早めに検査を受けて頂きたいと思います。


このページのトップへ