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メディア登場

武田道子の「京おんなミニ・トークシリーズ」

※下記の文章については、ラジオ放送時の内容を一部リライトして掲載しております。ご了承ください。

武田道子

健康診断の結果の見かたについて


今日はどんなお話ですか。

前回メタボの話をしましたが、これで検診を受けられて、結果見てわからないまま放っている方もいると思うので、健康診断の結果の見かたについてお話します。

健康診断で異常なしと言われても、健康じゃないと言っている人がいますよね。

異常なしと言っても基準値に幅が広いので、いろいろ考えないといけないと思います。

基準値という言葉なのですが、正常値ではなく基準値という言い方には幅があるということなのですね。

そうですね。例えば、みなさん一番気にされる肝機能、この中にGOT・GPTというのがありますね。これは正常値の中でも低い方がいいわけですね。次に善玉コレステロール(HDL)は、検査表で見たら高いマークがついていますよね。心配される方もいますが、これは高い方がいいのです。また、血糖値などは絶対空腹状態で採ったものが正しく、基準値は中間がいいですね。

いろいろと注意点は知っていた方が良いというわけですね。

そうですね。糖が高く出たからと言って慌てることはありません。これにはもう一つヘモグロビンA1cという値を採らないとはっきりは糖尿とは言えません。糖尿の場合は、家族性(遺伝的)のものもありますし。因子は持っていても若いうちには出てこなくて、大体50歳ぐらい、または高齢にならないと出てこない人もいます。

だから、高齢化になった時に定期的な検診を受ける必要があるのですね。先ほど、GOT・GPTのことを言ってましたが、肝機能でひっかかる人が多いということはどういうことでしょうか。

この中でもガンマというのがあります。ガンマというのはお酒を飲む人と関係あります。一般にGOT・GPTというのは肝細胞にある酵素ですから、これが崩れると血液の中に出てきて反応を示します。正常値ではGOTの方がGPTより少し高いのが正常です。GPTが高くなってくるのは、一過性に疲れている時もありますが、GPTが高くなってくると大体は肝炎の始まりです。

疲れているというのは?

二日酔いです。あとは稀にですけど、風邪をひいた時にも少し上がります。考えられないときは1週間後に再検査したら大体は元に戻っています。

その時の状態によって検査結果にズレが出てくるということなのですね。それから、脂肪肝などもわかってくるのですか?

そうですね。脂肪が肝臓に溜まってくると脂肪肝と言います。脂肪が多すぎるので肝臓の中で貯金しているということになります。脂肪肝の時はGPTの方がGOTよりも高くなってきます。このGOT・GPTの上昇で、脂肪肝の場合は運動をしないといけないです。逆に肝炎の場合は安静にしないといけません。だからはっきり脂肪肝というのを見つけないと、筋だけでは少し分からない所もありますね。ここで腹部エコーという超音波検査を使ってお腹の脂肪を判断するわけです。

それで常日頃運動をどのようにすればいいかをアドバイスするわけですね。もし肝機能が悪い時に脂肪肝じゃない部分で悪い時に運動すると余計に悪くなるのですか?

肝細胞が崩れている数字ですから、ますます崩れてしまいます。例えば、急性肝炎などの時には動いてはいけません。

なるほど。他に健康診断で知っておくべきことを教えて下さい。

みなさん、一番気になるのがガンマGTPという数字ですよね。これが上昇するとやはり危ないです。ですけど、ほとんどがアルコールによるものが多いので、まず上がっている方に「お酒毎日飲みますか?」と聞きます。毎日飲むと答えた方には少し休んで頂いて、もう一回測ったら下がっていることがほとんどです。他に膵臓の働きが悪くなるとアミラーゼという数値が上がってきます。これも血中のアミラーゼが上がれば膵臓が悪いと分かります。他に一番基本になるのが赤血球、白血球です。この赤血球が少ないと、全身に届けられる酸素が足りなくなってくるので貧血を起こします。また、大体は鉄が少ない人が多いようです。バランスの良い食事をすることで、鉄を飲まなくても大体の人は治ります。

女性に貧血が多いのはなぜですか。

生理があるということも理由の一つですが、極端な貧血は子宮筋腫がほとんどです。今の若い人に見られる、無理なダイエットも原因の一つです。

子宮筋腫というのは年とともに成長するのですか。

更年期、生理が終わる頃になったらもう成長しないので放っておいたらいいです。

他にも検査はいろいろ行いますよね。

一般的には心電図をとって、胸のレントゲンをとって、検尿、検便などです。これぐらいすると大体の病気のチェックは出来ます。

同じ病院で続けて受けた方が全体的な結果は見やすいのでしょうね。武田病院では全て合わせて出てくるのですか。

正常値を端に書いて一覧表にして、何年分も出すことが出来ます。

最後にもう一言まとめて頂けますでしょうか。

生活習慣病というのは忍び寄るという感じで、なかなか自覚症状がありません。だから、検診は健康のパスポートと思って頂いて、1年に1回ぐらいは検診をおすすめします。お勤めの方は職場で義務づけられているのでいいのですが、ご家庭の方は1年に1回ぐらいは検診を受けて頂きたいと思います。


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