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メディア登場

武田道子の「京おんなミニ・トークシリーズ」

※下記の文章については、ラジオ放送時の内容を一部リライトして掲載しております。ご了承ください。

武田道子

メタボリックシンドロームについて


10月になりました、今日はどんなお話ですか。

今、盛んにメタボ、メタボと言われていて、メタボ検診が今年の4月からスタートしています。ですから、今日は改めてメタボリックシンドロームとはということをお話してみましょう。

検診の目的はどういうところですか。

現在、国を挙げて取り組んでいるのが、国民の健康づくりで、自分の健康は自分で守るというスタート地点にみんなが立つことになります。他にも、医療費削減を唱える政府の目的もあるのではないかと思います。特定健康診査というのは、メタボリックシンドロームの人、あるいは予備軍の方々に対して、生活指導を行って生活習慣病の発症を抑えるというのが目的です。すぐに治療を始めずに、まずは保健士や栄養士さんによって健康指導をしてもらうと、医療費は下がってくるというわけです。

どんな検診が行われるんですか。

今までで市民検診で行っていた分ですと、まず問診から始まります。主に肥満のチェックを重点的にしますので、血圧や血液チェック、特に肝機能の検査も重要でス。他にも検尿と心電図がついています。

改めてこのメタボリックシンドロームはどんな状態だと考えたらいいですか。

一般にはリンゴ型の肥満(おなかが丸くぽっこりと出てる方)で、内臓脂肪の蓄積によって糖尿病や高脂血症、高血圧など、動脈硬化の危険因子を併せ持つ状態を指します。心筋梗塞や脳出血、脳梗塞、狭心症などを起こす危険性は、普通の健康の方の30倍ぐらいあると言われています。

これはやはり検査が必要ですね。日本だけじゃなくて世界的にもあるんですか。

これは近年、世界的な傾向です。一番よく言われているのがおなか周りです。日本では、男性は85センチ以上、女性は90センチ以上ということですが、実は女性のほうが大きいのは日本だけなんです。どこの国も大体、男性が90センチ、女性が80センチ、アメリカでは、男性103センチ、女性が89センチです。また、BMI(体重÷身長の二乗)が25以上の方はメタボ予備軍ですね。30以上になって初めて治療が必要となります。

今年からスタートしたこの検診の対象者はどういう人たちですか。

40歳から74歳までの保険を持っている人たちが対象です。75歳になりますと、後期高齢者検診を受けることになります。検診後に異常があれば、改めて特定保健指導を、それから精密検査と進みます。

今先生がおっしゃった特定保健指導とはどういったことなんですか。

これは動機付け支援と積極的支援と二つにわかれていますが、まず自分の健康状態を自覚し、生活習慣の改善を計るように、医師や保健士、管理栄養士のアドバイスを受けることです。主としては、動脈硬化を防ぐための内容となっています。動脈硬化は、血管の老化現象ですので、個人差があります。最近はこの生活習慣病の中にがんも含まれるようになってきています。長年の生活習慣の蓄積が、がんの発生リスクを高めていると言われています。

生活習慣と言うとやはり食事が大事ですね。

食は健康の源ですから、きちんと食べて痩せないといけません。朝食は寝ている間に下がった体温を上昇させますし、脳にエネルギーになるようなブドウ糖を送りますから、必ず食べていただきたいのですが、朝食抜きの方も多いですね。

夜はあんまり食べないほうがいいんですよね。

そうですね。特に夜は副交感神経が活発化しますので、栄養を蓄えてしまうのです。夕食は寝る3時間ぐらい前に終わっておくほうがいいと言われています。甘いものや、完熟した果物は、夜食べると中性脂肪として残っていきます。もちろんアルコールもそうですね。温かい牛乳を飲んで、リラックスして眠るようにするのがいいですね。牛乳の中の「トリプトハン」を体内に入れますと、「セラトニン」という睡眠の作用となるものに変化するんです。

食事の注意とともにやっぱり運動も大切ですよね。

そうですね。運動はウォーキングがいいと思います。ウォーキングはいつでも誰でもどこでもできますし、第一お金がかかりません。短時間でいいので毎日続けていただくことですね。スイミングスクールなどに通っていただくのももちろんいいですね。家庭にいらっしゃる主婦の方は、家事もかなり運動になります。歩く時間もないという方は、やはり日常生活の中でストレッチをするとか、首を回したり背伸びをするなどしてみてください。これでも度々していると効果はあるんですよ。

歳とともに睡眠は大切ですが、寝つきが悪い人が増えてきていますが。

そうですね。睡眠は、疲れた頭や体をリラックスさせたり、疲労回復させる効果があります。でも、歳を取るほど睡眠時間は短くなってきます。快適と感じる平均的睡眠時間というのは、子どものうちは8時間から10時間ぐらいなんですが、成人になると大体6時間半か7時間ぐらいになっていきます。高齢者の場合ですと、6時間寝たらいいということですね。

寝つきの悪い方に何かいい方法はありますか。

健康づくりのための睡眠指針検討会が指針を発表していますが、太陽の光がメラトニンというホルモンの分泌を促進するので、太陽の光を浴びることを推進していますが、メラトニンは14~15時間後に眠くなるので、朝起きる時間が関係してきます。一般的には少し体を動かして、その後、ぬるま湯につかって、温かい牛乳を飲んで寝るのがいいでしょう。

今日はメタボリックシンドロームにならないためにいろんなお話をしていただきましたが、最後にもう一度呼びかけていただけますか。

メタボに負けないためには、朝食を取って夜食を取らない、三食食事を取ること、間食もしない、そして早食いせず、腹八分目を心がけることが大事です。そして水分を取ることと、脂肪を減らして野菜を取ること、健康の基はお酒は少々、タバコは飲まないことですね。そしてストレスを解消することです。


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