※下記の文章については、ラジオ放送時の内容を一部リライトして掲載しております。ご了承ください。

インフォームドコンセントとセカンドオピニオンについて
今日は4週目ですが、どんなお話ですか。
今話題になっていますインフォームドコンセント、それとセカンドオピニオンについてお話しようと思います。これは直訳すると「正しい情報を得た上での合意」という意味で、元はアメリカから始まりました。最近は疾病の構造の変化や、医療の治療方法がたくさんできたため、いろいろ迷ってしまうこと、高齢化が進んできたことから、価値観の多様化と医療を巡るいろんな問題が起こってきています。このインフォームドコンセントが脚光を浴びるようになったのは、そういうところからですね。
疾病構造の変化というのはなんですか。
今までわからなかった病状や構造が、綿密にわかるようになり、選択可能な方法があまりにもたくさんありすぎて、患者さんが治療法一つ選ぶのが大変な時代になってきています。
複数の方法があるということは、病気も、治療も、複雑になってきたということですね。
そうですね。医療技術がどんどん進歩して、今までの医学の分野外のところまで診断治療し、その治療方法も昔とは違って、患者さん側の立場を大切にするようになってきました。患者さん側の注意点は、理解力のある家族に立ち会ってもらい、正確な診断名や今現在の進行状況などをお話するということが大切です。今の時代は、口だけではだめだということで、書面で説明するようになっています。
お医者さんも大変ですけど、私たち患者側も勉強しないといけないですね。
そうですね。健康問題に関するリスクを自己管理せざるを得ない時代になってきたんですね。医療における意思決定を医師と患者さんとが分ちあい、患者さん自身もいろんな観点から十分な説明を行ってもらうようにしないといけないので、患者さんの同意を得て治療するということですね。
インフォームドコンセントは、医師からちゃんと説明をしてもらって、患者側が納得して検査や治療を受けるというのが最良の方法だということですね。
医師が示す治療法に対して、それは嫌だと言えるわけです。患者さんが治療法を選べるという時代になってきているわけですね。ですから、決定選択を行うにあたっては十分情報の提供をしなくてはならないのです。
なかなか納得いく説明が得られるのはとても難しいことだと思うのですが、お医者さんの立場から、インフォームドコンセントのためにどういうことがなされているんですか。
インフォームドコンセントルームというのを作って、居心地の良い雰囲気の場所を設定し、わかりやすい言葉で説明し、詳しい情報を提供しないといけないわけです。そして、患者さんが積極的に発言できる場所を提供することです。患者さんの言葉から、ポジティブな面を見つけ出して、熱意を示さなくてはいけませんよね。だから説明するのにイラストや、ビデオなどを併用して説明しないとなかなか納得していただけません。未成年者の場合は、保護者がしっかり話を聞いてもらわないといけません。それと、いくら最前を尽くしてもだめだという結論が出ている場合、それをどのように説明するかが大切です。
セカンドオピニオンについても教えていただけませんか。
直訳すると「第二の意見」となります。これも主治医以外のドクターに診療情報を提供して、判断と治療方法をアドバイスしてもらうのですが、重大な決定をしなければならない時には、専門医に相談するのが大切です。しかし今までですと、気兼ねして、他の先生に診てもらってはいけないとか、他の先生に言われたことを主治医に言ってはいけないなどがあったんですが、今はセカンドオピニオンで認められており、外来でも資料を持ってきてセカンドオピニオンで御願いしますといえばいいのです。
武田病院でも積極的にやってらっしゃるんですか。
セカンドオピニオンで診察を受けたいとおっしゃって下さればいいんですね。かかりつけの病院からもこちらに資料を提供して下さいますし、そうすることによって患者さんが堂々と他のドクターに見てもらえるようになりますよね。医師に取ってあってはいけないことなんですが、もしかしたら誤診していることもあるかもしれませんから、セカンドオピニオンは非常にいいことだと思います。
あらゆる視点、あらゆる角度から見て頂くてことが大切まんですね。先生、あっという間に時間がきてしまったようです。一言最後にまとめていただけますか。
インフォームドコンセントとセカンドオピニオンというのは、これからの医療にかかせないことです。ですから、よく相談して、納得のいく治療法をドクターと同時に選んでいただければよいと思いますので、ぜひよく知っておいてもらいたいと思います。







